小林賢二のしごと

フタリシズカ
2014年05月02日

花穂が1本立つのが一人静で、2本立つのが二人静。
ただし、二人静の花穂は3本のときも4本のときもある。
ときに1本のことがある。
それじゃ一人静じゃん。
山野の林下こそよく似合う静かな風情で、一人静のような芝居がかった独特な味わいは二人静にはない。一人静がなかったら、二人静という名前でなかったら、花の時期が一人静のあとじゃなかったら、といろいろ思うところはあるけれど、一人静があると欲しくなる二人静。私も類にもれず、一人静を知人にいただいてから、二人静は園芸店で見つけて購入した。そして、恥をしのんで書けば、確か翌年、あまり手間をかけていない自宅の庭に二人静が既にあることに気がついた。
お金をだして買うような野草だろうか。
と思いながら書いている。
(2007.05.14記:元祖好日の庭にて)
hutarisizuka

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