小林賢二のしごと

コバノズイナ
2015年05月16日

kobanozuina
日本の本州南部、四国、九州に自生するズイナの仲間で、北米原産の葉が小さいコバノズイナ。ズイナを見たことがないが、ヨメナノキともいい若葉を食用にするとのこと。
コバノズイナのはなし。
もはや入手経路も忘れてしまっているが、6年ほど前に挿し木をして鉢で育てていたものを確か昨年地植えにした。庭の一番奥のほう、通りがかる人には絶対に気づかれないような所に植えてしまったのを後悔している。
やさしい色と風合いで、旨そうだが意外に虫食いの少ない緑葉と、初夏に穂状につける白い小花との取り合わせは実にさわやかである。地際に発する枝を剪定を兼ねて花材に利用するなんていう風流な作業をするのに好適で、白い小花には芳香もあり、秋の紅葉もこれまた美しい。殊更の紅葉の美しささえあきらめれば日陰でも育ち、高さ1mぐらいで株は勝手にまとまり、ジギタリスのようにうるさいことはいわず綺麗に静かに小さな空間を埋めていく。
お薦めです。
(以上、2006.05.30記。元祖好日の庭にて)
   
そのコバノズイナ、引越の際に、当時の反省と経験を生かして玄関脇の人目に触れる日陰の狭いスペースに植えました。
狭いのであまり横には広がらずに私の背丈ぐらいに成長して、北の窓辺、やさしい色と風合いの緑葉とかわいい蕾と小花の穂は、あいにくの雨模様の中でも、明るくやさしい光を部屋に届けてくれます。
ここにコバノズイナを植えて大成功の自画自賛の巻。

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