小林賢二のしごと

北の庭
2017年07月03日


梅雨の合間を縫いながら、鬱蒼とし始めている庭の整理をしています。
アトリエの北の玄関側、低いブロック塀を覆って行き場の無くなっていたフィカスプミラ、二重三重に覆いかぶさってるのを切り戻して思いきった整理をしたら、ブロック塀の笠木に載せていたウエスタンレッドシーダーが数年ぶりに姿を現しました。耐久性は高いです。
塀の前、素焼き鉢という事だけ統一して無造作に並べている植木鉢。実生で庭に出て来たのを鉢に移したり、挿し木で育て中のものや、何の変哲もない植物ばかりですが、枝葉の緑が光を私に見せてくれます。夕方数時間届く陽光を、ここに並べた植物たちが集めて、この北側の通りを暗い日陰ではない明るい記憶と印象を通りすがる人たちに与えていれば、私の楽しみという目的以上の庭作りの甲斐があります。

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