小林賢二のしごと

こもれびの里
2017年08月29日


昭和記念公園の中に「こもれびの里」という施設があります。
「水田や丘陵畑、農家と屋敷林など、昭和30年代の武蔵野の原風景やそこでの暮らしを再現しています」というエリア。
私が生まれる直前ぐらいまでの、高度経済成長期に入る前の武蔵野の暮らし、ということでしょうか。キレイに整備されているせいか、実際の生活をイメージできないせいか、なんとも贅沢な生活空間に映ります。ゆとりを感じます。
一般の方から譲り受けた古民家を移築、復元しているそうです。
藁葺き屋根の深い庇の下に並べられた薪と、なんてことない丸太のエッジと、川砂利の雨落ちと、川石の縁と、
素材という言葉を使いたくないような、味わいのある、愛おしく美しい風景に出会いました。
夏休みのようだった半日、一番の収穫です。
   

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