小林賢二のしごと

焼杉
2017年12月14日


   
昨日は浜松。
来春の竣工予定で進む、セカンドハウスの打合せ。建築の外壁仕上げの確認に呼ばれて訪れた先が、土地勘が全くないのですが、山林の川の上流、何故かそんな所沿いにあるプール。廃校になった学校のプールを借りて、杉板を焼く作業場として使っている扇建築工房さんの仕事を拝見してきました。
長さのある杉板を焼くのに便利らしい段差のあるプールの構造と、当然給排水の整った場所、そこを活かして行われているあまりに原始的な作業に目から鱗。追い求めるべきは、こっちだと、目が覚めるような、なんだか心地よい映画を見た後の余韻が漂うような、幸せな体験でした。
   


建築設計の小泉誠さんとスタッフの皆さん。
この焼杉の建築を支えるランドスケープを描くのが私の仕事。
ガラリとプロジェクトイメージが変わってしまったような、楽しみな素材との出会いです。

PAGE TOP