小林賢二のしごと

リスが棲む公園の隣の住まい


今年最初の造園工事は、関本竜太さん設計の横浜の住宅。
冬枯れの寂しい季節に、いつも通り落葉樹中心の庭ですが、
たとえそうでも、、さほどに大きな木をいれなくても、、
植物が増えると魅惑的な光が増える。些細な一コマでもドラマチックな光景が生まれる。
私にとっての庭づくりの基本を再確認の、幸先のいい心地いい現場でした。
   
建物際の限られた緑地スペースで、二階の窓に届くヒョロッとしたアオダモ以外は高木を避けて、マルバノキ、ダンコウバイ、シロモジ、シャクナゲ、ソヨゴといったラインアップ。成長しても3〜4mの高さで収まる木を中心に、先々も程よい手入れで済むような植栽計画です。


▼しぶとく紅葉が残ってくれて有難いブルーベリーと、最近出番が増えてきたシャリンバイの緑

リスに出会える公園を通って帰る、羨ましいロケーションの住まいでした。

アオダモの肌は牛っぽい



なんと、今日が今年最初の外出(市外へ)でした。
今年最初の材料踏査。
   
来月造園工事のソーラータウン八国山の一棟、
主要な材料は昨年のうちに取り揃えてあったのですが、今日は細かい材料の取りまとめ。
丑年っぽいと思って撮ったアオダモ、ソーラータウン八国山にも何株か入れてますが、今回は関係ありません。。
   
   
朝陽だけ当たる東の窓辺に選んだクロモジ。
引越し後の最初の早春の風景を楽しんでもらえるように、葉芽も花芽も多いのを選りすぐり。

やはり西陽の当たらない東の庭に常緑のシャクナゲ。
住まい手さんから白花希望のリクエストがあり、いいのに出会えてホッと。

ソーラータウン八国山の風景を作る大切な素材の一つが木曽石。
アポローチに敷く石を、一つ一つ手にとって選んできました。

去年の10月に選んでおいた、この庭の主力のイロハモミジ。

   

これも今回の仕事と関係ありませんが、最近使うことが減ったサザンカがキレイでした。
   
来週から造園現場がうごきだします。
仕事中に植物の四季折々の移り変わりを楽しめる造園屋の特権を遺憾無く発揮して、
今年も楽しい庭づくりでどなたかの役に立てれば、、と思いました。

舎庫の庭・20.06.15


小泉誠さん設計の舎庫に向かうアプローチに植えたアオダモ。
たった2本でも、株立ちのおかげで奥行きの感じられる小さな林のような風情に。
そんな写真を撮りたくて出かけた、2020年6月の朝。
   
この小さな小屋と庭の関係がとても好きです。