
建築設計:市中山居さん、相羽建設施工の杉並区松庵の家
今週の梅雨の合間を縫って、造園も今日に無事にお引き渡しできました。
昔ながらの広い庭の一部を解体しての新築、
残った木々を生かすのはもちろん、既存の石を動かしたり再構成したり、ささやかながら新たに持ち込んだ草木と石で調整して、建築まわりをグルッと修復しながら、2本の見事な五葉松を中心にした既存の風景との関係を再構築するような仕事です。

門扉近くにあった大石を動かして導入部を広げて、既存の飛石と似た雰囲気の鉄平石を並べて、建築外壁に調和する錆色の沓脱石で構成したアプローチ。
低木や下草も既存の庭とのつながりで、サツキ、ヤツデ、アセビ、シラン、ギボウシ、ツワブキ、ヤブコウジ、一部敷地内からの移植もして、やがて自然に馴染んでいくように植栽しました。

芝に覆われてたポスト下に三角の鉄平石を入れようと持ち込んだら、芝の下に玉石敷きが埋もれていたので急遽これを活かしたデザインに変更しました。
狭いスペースに上手に枝葉を広げる樹形を探した、まだ初々しいヤマモミジが新しい庭のポイント。

玄関からデッキに渡る東の路地、
工事で傷んだ地面にはヤマアジサイ、ガクアジサイ、ギボウシ、ホトトギス、シュウメイギク、サギゴケなどを加えて、相木石・庵治石などを混ぜた野面の飛石で穏やかな景色に。

並行するウッドデッキと五葉松の狭間に、呼応して伸びる白御影石と、

相木石(亀甲石)を2石組み合わせた沓脱石が小さくとも効いたアクセントになっています。


元々あった庭に寄り添いながらも、
ささやかにも個性を出そうとする性は生き生きとした風景づくりに役立っているだろうと、グルッとまわって確かめながら現場を後にしました。


杉並区松庵で「松風庵」と名付けれた住宅の庭のお手伝いがはじまっています。
建築設計の市中山居・増木さんにご協力する3作目。
元々の庭にあった仕立て方の違う2本の五葉松が新しい庭でも主役です。
普段とは少し違う平衡感覚を発揮して?普段とはだいぶ違う庭に仕上がるのかどうか、とにもかくにも楽しみです!

たくさんの梅や椿が出迎えてくれる、既に豊かな先日の現場の春でした。




建築設計の市中山居さんとは3度目の協働になります、相羽建設施工で進む杉並区松庵の家
昔ながらの広い庭の一部を解体しての新築で、
親御さんの代から大切にされているゴヨウマツを中心に、既存の風景を大いに生かした庭づくりのお手伝いがはじまっています。
上写真、養生フェンスの手前にゴヨウマツの見事な仕立てもの。
フェンスの向こうに家が立ちます。

↑こちらは玄関に向かうアングル
夏に工事前の現場調査をして、初回提案をしてから庭のデザインを手直し中ですが、
基礎工事が終わって上棟前に改めて訪ねる残された緑の中の風景は、新しく空間をつくるイメージが読みやすくてとても有意義な現場体験だと感じました。
植えたい木がスムースに浮かんできます。

来年5月の造園に向けて、ゆるやかに進められそうです。
