相羽建設と協働した、9棟の家と庭プロジェクト
今日は、それぞれの庭の植物の改めてのご説明ということで、住まい手の皆さんにお時間いただいて様子拝見してきました。
街全体で隣同士で重なり合う草木と石の風景を享受できるのがこの街の一番のいいところ。
一件分だけだと狭いアプローチも、お隣の緑と合わせて魅力倍増です。
一歩家に足を踏み入れればそれぞれの庭の個性も光っています。
屋外の環境デザインを志して活動してきた私にとっても、とてもやりがいのあるプロジェクトになりました。
また、おジャマします。
今日は東村山、ソーラータウン八国山
先日竣工した最後の一棟に、建築設計の市中山居にもご同行いただいて、庭の説明にうかがいました。
建築の内外に様々な居場所と風景がある、とても住み心地の良さそうな住まいです。
庵治石に落ちる水音も心地よく。
ソーラータウン八国山の造園、昨日でひとまずの完了です。
最後の一棟は、建築設計事務所「市中山居」と相羽建設との協働によります、内に二つの閑かな庭をもつ住まい。
二つの庭それぞれの焦点に、大きさを違えた庵治石の水鉢をおきました。
一つは手水鉢の役割も兼ねた低くゆったりと設えた石。
もう一つは、落ち葉が水をたたえたような風景が浮かんで据えた小さな石。
香川県に産する庵治石の水鉢を据えたのは5件目になります。
無加工の自然な皮付きで窪みをもった形の石で、石の踏査の過程でたまに気に入ったものに出会える希少な石。
この石を探しにわざわざ出向くのは大変ですが、一年半ほど前に別の用で庵治に行った際に選んでおいたもの。
早めに庭のデザインを共有できた恩恵の一つかもしれません。
ソーラータウンの街並みの木々を背景に、
こもれる居心地のいい庭に育ってくれればと思います。