kobayashi kenji atelier
     
ジョロウグモ

2005.10.12 ジョロウグモ

クモの巣が、好日の庭で壊されない方法は二通りある。
雨の跡にきたない風景をつくらない事と、ガーデナーの進路を邪魔しない事。

このクモの巣は見事だった。玄関前の屋根の下、私の背を50cm程越えた高さで巣をつくり、扉の上、開閉に支障がないギリギリ5cmで見切って糸を張っている。何よりこのアトリエ前であったことが幸いしているが、お陰で破壊されることなく自然観察の対象に抜擢され、悠々自適に外灯に集まる虫を獲物にして、このジョロウグモのメスもだいぶ成長してきた。
このままここに居座っていられるかは他の住人の評価にもかかっているが、勝手気ままな自然観察者も、生業は人間のための心地良い環境づくりであるため、今後の責任はもてません。