kobayashi kenji atelier
ハルシャギク

2004.06.19 ハルシャギク

好日の庭の実態は駐車場です。アスファルトが打たれていないのが幸運だったが、厚く砕石が敷きつめられている。この乾燥した灼熱の大地を好む植物たちがいる。
どこからやってきたのかこのハルシャギク。こぼれ種で毎年たくさん出 てくる。か細い根を砕石の隙間に浅く張り、それに似付かわしいか細い茎を立ち上げて小さな花を風に揺らしている。雨風で簡単に倒れるが細くて柔軟な枝は折れたりしない、倒れた先の花さえもたげて虫が来てくれれば彼らはそれでいいのだ。でも私は花茎が倒れた草姿が嫌いだ・・・
群生する姿はそれはそれで良いのだろうが、望んではいないので花をつける前に間引いている。灼熱の大地の仲間はリクニス、メヒシバ、アカカタバミ、オオバコ。灼熱の大地の隅のほうには、エノコログサやカゼクサ、カタバミ、スズメノカタビラ、ツユクサ、オシロイバナ、ミズヒキ、ドクダミ。小さな庭では引き算の庭づくりに忙しい。