小林賢二のしごと

旭舎文庫

旭舎文庫・23.07.24
2023年07月25日


昨日今日と川越氷川神社婚礼御用部の庭、手入れに入りました。
  
写真は昨日に立ち寄った「旭舎文庫」
古民家の建築改修に伴い造園したのが6年前。

6年経った黒穂垣も劣化は少なく、建築も敷石もすっかり落ち着いて馴染んで、この場所の空気をつくっています。
焦点に入れたヤマモミジも、いい感じに育ってくれてます。

古民家改修後の現場を訪ねた際のインスピレーションで、黒穂垣と黒い石が脳裏に浮かびデザインした庭でした。
庭づくりが上手くいくのはいつも、提案を受け入れてくれるお施主さんの力ではあります。
   
▼一枚一枚違うサイズで、ミリ単位の寸法で加工発注した石材。土極めで納めるため、かなり厚めに設計して重くなり、職人さんは大変でした。。(私は持ってません)

▼渋くも初々しかった6年前

旭舎文庫・21.05.04
2021年05月05日


旭舎文庫の庭は造園してから4年目の春を迎えています。
ヤマモミジの余分な枝葉と混んでいた下草を整理したら、より綺麗な光が生まれました。

氷川神社に植えたヤマモミジとコハウチワカエデも4度目の春、新緑が綺麗です。
参道まで、足元の笹と下草の手入れが今回の主目的。



冬は石の季節
2021年02月01日


今日は川越氷川神社
今月末に造園予定の現場打合せの折、造園させて頂いたいくつかの庭の状況確認もしてきました。
撮ったのは、それぞれの場の趣をつくっている石のデザイン。
冬は石の季節。
   

参道から境内西の上尾街道まで、木曽石の敷石と景石で修景し直した道。
多孔質でブツブツしてたり独特の風合いの木曽石が、昔からこうであったかのような落ち着いた風景を生み出しています。



那智黒玉石と大磯砂利で水辺のイメージを描いた、昨年末に造園したての「婚礼御用部」の庭
キレイに手入れされて、みずみずしい空気が感じられました。



造園から早いもので4年目の冬になる「旭舎文庫」
黒御影の舗石と砕石を敷いた通り側と、相木石と伊勢砂利を敷いた奥の庭と、表と奥で趣を違えた石の風景。


神社の紙垂(しで)をちょっと意識して並べた二つの石は、表と奥の標(しめ)でもあります。
   

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