小林賢二のしごと

石紀行

真田石
2024年01月29日


上田城にある真田石
   
戦国の頃、大手の石垣に巨石を組み込んで、城主の権威を示すために大きさを競ったそう。
真田石は、真田氏の時代か、その後の仙石忠政の時代の城壁か不明ですが、近づいて見ると石の厚みが然程無く、見かけほどの重さでは無さそなのが知将真田らしい、かもしれません。


今年は故郷上田に行く機会が増えそうです。
   
大昔、バイト先の店に行き来した通りで、
ナンテンとカクレミノとササとで、なんとも爽やかな店先の風景に見惚れました。
さりげない手入れの良さが、上田らしいです。

材料踏査の季節
2023年08月30日


昨日まで高松の庵治でした。
秋の造園工事に向けて、材料踏査を本格的にスタート。
   
景石に使う庵治石を大小15石ほど、探しまわってバッチリ揃いました。
いい石が見つかると、いつも元気になって帰ってきます。
足りていなかったどこかが、充足されていく感じでしょうか。


石切場のあちこちで見られる、
作意のない自然な(偶発的な)風景の美しさに羨望します。

この水鉢は今日のプレゼンに登場させました。
いい材料との出会いが、いい造園の肝です。

岡山後楽園
2022年12月09日


若葉家具の現場の後、今週はじめは高松の庵治へ。年明け工事に向けて制作を進めていた石彫刻をチェックして、来春工事の造園に使う石を踏査。
広島府中から高松へ移動の途中、1日休暇して岡山に初めて立ち寄りました。
岡山城と後楽園を見歩いて、倉敷にちょこっと。
   
後楽園では、若葉家具の庭工事の後だったからか足元の石を追っかけて見ていくと、趣向を凝らしたいくつもの橋に目がいきます。






●趣向を凝らす=より楽しく、より面白くなるように工夫すること、あるいは、風情や趣が深みを増すように工夫すること。
   
どこか共通する感性が感じられるデザインで、同じ作庭家の仕事なのか、イメージを共有して複数の方々が、或いは歴史の積み重なりの中で作られてきたものなのか、様々な興味が生まれますが、いづれにしても庭づくりを楽しんでる様子がうかがわれて好感でした。
   
遊び心が随所に見られる朗らかな庭です。

   
↓メモ

↓岡山城でもメモ ふんだんに石を使っててうらやましい、、



倉敷美観地区
って、自分で言うなよ、的なネーミングが苦手でしたが、
↓倉敷でもメモ


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