小林賢二のしごと

庭紀行

栗林公園で、紅一点
2020年11月22日


続、栗林公園。
芙蓉峰という名の築山から見る北湖。
梅林橋という名の景物が紅一点、緑に覆われた風景の中で効いてます。

その後に見た景色の中の和船の赤色に興味を抱きつつ、
池の錦鯉も、そのためか?そんな目的もあってか??
と思いながら、はじめて庭の鯉を好意的に眺めていました。

   
こちらは、北庭にある池。
趣向を凝らした南庭と違って、自然風に作られたやさしい池に鴨が暮らしているのですが、江戸時代は鴨猟をするための鴨場であったそうで、、鴨を撃つための場所であったようで、
良くも悪くも庭は人間の暮らしのためにある、人間のための環境づくりである事を、良くも悪くも再認識?


   
   
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栗林公園
2020年11月21日


高松への出張の折、栗林公園を訪ねる事ができました。
「一歩一景」という謳い文句にも惹かれ、、かねてから見たかった特別名勝の回遊式大名庭園。
紫雲山という緑深い山を背景に、借景というより一体につながっている庭園。この膨よかな山に似合った六つの池と十三の築山で雄大に構成され、たしかに歩けば様々な景色が現れてくる一つの庭とは言いがたい、、多彩な庭でした。

一千本あるらしい手入れ松の中でも、鶴亀松と題された大きな盆栽のような黒松
   

ちょうど松の手入れをされてました。6人がかりで。
   

「小普陀(こふだ)」室町時代の石組みの丘。ここから栗林公園が始まったそう。
   





石組みや置石、要所に現れる石の景も、限定されていてしつこく無かったところが好感です。
   



手入れ松で有名ですが、自然味のある風景に惹かれしまうのは好みで仕方なく。
   


山のふもと西湖までくると野趣が増します。
この多様さが栗林公園の魅力なのでしょう。
以上、復習を兼ねてまとめてみました。
   

この小屋にだけ名前が無く、そこに一番惹かれて。
   
   
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城山公園
2019年12月01日


   
国立の谷保に暮らして28年目。
アトリエは大学通りを渡った「東」の住所で2ヶ所を移り、この夏の引越でアトリエも「谷保」の住所になりました。国立市は南武線或いは甲州街道を境にした北と南で大きく環境が変わります。
谷保村のある南は3つのハケ(国分寺崖線、立川崖線、青柳崖線)があり、雑木林と水路に沿った農地も広がる牧歌的な風景。その中を20分ほど歩いての通勤になりました。
途中にある城山公園(自然観察園)は、ランドスケープデザインの師匠・鄭雄男氏(苑環境計画)35年前の設計。
私が最初に訪れたのは28年前。時の流れの中で息づいて育っている風景が、この仕事の価値を改めて教えてくれるようです。
   




   
引越して良かったなあと思わせてくれるのどかな通勤路です。
   

   
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