小林賢二のしごと

庭の材料探し

自然石の手水鉢
2021年12月09日


今日は多摩エリア密着、日頃お世話になっています相羽建設現場4件めぐり。
年末工事予定の上石神井の造園リノベーション現場で塀の塗装色の現場確認&指定等をして〜東村山の「つむじ」で少し手入れして〜5月工事予定のソーラータウン八国山の2棟の状況確認をして〜3月工事予定の鷹の台の住宅現場調査
スムースに流れて国立に戻りました。
   
お題は、つむじi-works2015(伊礼智さん設計)の和室の庭、小さな水を湛える伊勢御影石。
自然に産した石の中から、姿の良い趣のあるものを選んで、上部に水穴を穿って作った手水鉢。昔は茶庭(露地)の蹲に好まれて、石の産地ではよく作られていたようです。

土、石、緑、風、光、そして「水」
これらは人間の生活環境にとって大切な要素だと思っています。
池や流れを作るような工事は大仕事ですが、小さな水鉢を置くだけでも潤いや安らぎは格段に増す!という実体験から、水鉢の設置をご推奨ご提案する機会も多く、相羽建設の住まい手さんの庭にも伊勢御影の水鉢をいくつか据えています。
   
同じものが一つとない自然石故、それぞれのスペースに似合った趣で形で大きさで、というのを探し出すのも造園屋の楽しみのひとつ、他人には任せられない仕事。




さて、そして、次の現場のために選んだのが、これ↓

週明け造園工事に伺います、飯能市の庭に潤いをもたらす水鉢。
どんな風に置くかは現場でのアドリブ。庭づくりの醍醐味。
   
来週末19日(日)には完成見学会も行なわれるようです↓
https://aibaeco.co.jp/event/event-3022/
   
   
ソーラータウン八国山で見れたイロハモミジの紅葉の美しさが、今日の私を元気づけてくれました。
造園した現場の紅葉がキレイだと、いつも充実感に満たされます。

   

霜降
2021年10月24日


昨夕の「つむじ」
   
10月23日頃は、二十四節気の「霜降」
秋が一段と深まり、朝霜が見られる頃。
   
霜にはまだ早い東京ですが、急に朝晩の冷え込みが強くなり、日も短くなってきたようです。
   
これから「つむじの庭」は秋本番。
今年はどんな秋景色になっていくのか、楽しみです。


昨日の日中は材料踏査
お目当てはヤマモミジ
朗らかな二本立ちの一本に出会えて、癒されました。

アオダモの肌は牛っぽい
2021年01月16日



なんと、今日が今年最初の外出(市外へ)でした。
今年最初の材料踏査。
   
来月造園工事のソーラータウン八国山の一棟、
主要な材料は昨年のうちに取り揃えてあったのですが、今日は細かい材料の取りまとめ。
丑年っぽいと思って撮ったアオダモ、ソーラータウン八国山にも何株か入れてますが、今回は関係ありません。。
   
   
朝陽だけ当たる東の窓辺に選んだクロモジ。
引越し後の最初の早春の風景を楽しんでもらえるように、葉芽も花芽も多いのを選りすぐり。

やはり西陽の当たらない東の庭に常緑のシャクナゲ。
住まい手さんから白花希望のリクエストがあり、いいのに出会えてホッと。

ソーラータウン八国山の風景を作る大切な素材の一つが木曽石。
アポローチに敷く石を、一つ一つ手にとって選んできました。

去年の10月に選んでおいた、この庭の主力のイロハモミジ。

   

これも今回の仕事と関係ありませんが、最近使うことが減ったサザンカがキレイでした。
   
来週から造園現場がうごきだします。
仕事中に植物の四季折々の移り変わりを楽しめる造園屋の特権を遺憾無く発揮して、
今年も楽しい庭づくりでどなたかの役に立てれば、、と思いました。

PAGE TOP