小林賢二のしごと

10月中旬のタマスダレ
2024年10月15日


盛りは過ぎたと思っていたタマスダレが10月半ばになって盛り返しています。
長く続いた暑さのせいでしょうか。

▼2007年9月5日の記
   
「玉簾」という然とした名前から和風のしばりを解けずにいましたが、実は南米ペルー原産。日本に園芸植物として導入されたのは明治の初期。暖地では常緑し、夏から秋への季節の変わり目に鮮やかな白花をいっせいに咲かせる丈夫で育てやすいグランドカバー。
   
水仙のように細い葉茎が連なる様子を簾に、蕾か花を玉飾りに見立てて「玉簾」。身にこたえる残暑の中、和風のお屋敷の丁寧に作られた垣根に、綺麗に整列して咲いている姿を見かけたりすると、なるほどなぁ…と、中世の頃からそのようにして観賞されてきた花のような錯覚をしてしまいます、タイトルの魔力。
   
素性を知ってよくよく花を見れば南米の神秘的輝き?

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