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2005.12.01 ハゼノキ
好日の庭の黄葉も捨てたものではないなと思わせてくれたのは、3週間も雨の無い秋晴が落葉の寿命を延ばしてくれたおかげだろう。
足元のギボウシやアマドコロ、イヌタデの黄葉までもが楽しませてくれている。侘びた黄色にうすく染まる景も悪くはないのだが、鮮やかな赤が一本あればさぞかし素晴しくなるだろうと想うのは誰しもがな、東京の紅葉ではあまり期待もできないかと思案の日々に、まちで見かけた鮮やかに紅葉しているカイノキには心をゆらしたが、借家の小さな庭にそれを植えるには理性が邪魔をしできるわけもなく、ブルーベリーが大きくなるのを待つしかないかとあきらめかけながらも、どうしても赤葉を増やしたくて、セイヨウイワナンテン"アキシラリス"なるものを買ってしまったが、赤葉とはいえ落葉していく前の一瞬のはかなき輝きの変りを常緑の照り葉が担えるはずもなく、小さな日陰の庭には過度の期待でもあった。
黄葉の写真でも撮ろうかと数日前の強風で散乱している落葉を踏み歩いていると、隣地のハゼノキの落葉に目が留まった。レレレのおじさんにお断わりして拾い集めて庭にまいたらやはり引き立つ。
やっぱり紅葉がほしい。
ちょっとでいいから。
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