kobayashi kenji atelier
シラユキゲシ

2004.04.15 シラユキゲシ

外で植物をいじっていると、近所のおばさん方に話しかけられる事も間間有る。去年の春、自転車で昼飯を食いに行く途中、手が届きそうな所に花を咲かせているコブシがあったので、自転車に跨ったまま背伸びして花の香りを確かめていると、アパートの近くに住むKさんがニコニコしながら会釈して通っていった。数日後の早朝、5分程アトリエ南側の雑草取りをしてK邸の前を通ると、「お花が好きなのねぇ」とKさん。
私の職業も知らないし、そんな立ち入った話をするような間柄でもないので、「えぇ、好きなんです」と応え玄関の方に戻って30秒後、Kさんが植物を2株むしり取って(30秒だし・・・)どうぞと持ってきてくださった。下草にいいらしいこと、よく増えること、名前は忘れたこと等説明して去っていかれたが、暑い日、花がついてる株をスコップも使わずにひっこぬいて移植するなど・・・それはさておき、それがこのシラユキゲシ。よほど丈夫なようで無事咲いた。
植物好きには、くれ好きがたまにいる。
たまに困ることがある。
その話はいずれ。