kobayashi kenji atelier
石通し

2004.10.11 石通し

五年前に植えた斑入りのカキドオシ(垣通し)。春の花が終るとどんどん横に伸びて伸びた先で発根して広がっていくが、先のほうに気を取られてもともとの株元は枯れてなくなるので、一定の場所を被うグランドカバーには向かない。先祖返りして斑がなくなったり、別のところでは綺麗な白斑が復活していたり。どこに行くのかどこから出てくるのかわからないおもしろさがカキドオシにはある。

路傍のただの石ころも、積み上げると何やら意味あり気な場所に見えてくる。ただそのことの確認で、敷地内で拾った(掘り出した)丸い小石を集めて積んでいる。その石積をつき通すカキドオシ。垣根を通り抜けて伸びる垣根通しの本領発揮、残暑を利用して展開を始めていたカキドオシの春先のようなやさしい緑葉と気の利いたアドリブが、作意のない秋の庭に企みを感じさせる。
飲み通しとカキドオシのコラボレーション。