kobayashi kenji atelier
マーガレット

2005.05.04 マーガレット

植物が好きでランドスケープのデザインを始めたわけではなく、ランドスケープの実務に関わりだしてから私と植物の親密な関係は始まっている。限りなくゼロからのスタートに近く、白状すれば建築とインテリアのデザインを学んでいた頃は、花が咲いていなければマツとタケぐらいしか見分けがつかなかった。
ランドスケープの設計事務所に通いだした当時。棟分けの二軒長屋を自宅に借りた3月の始め頃だっただろう。東の窓辺、我が家の小さな庭の四つ目垣に添ってはびこっていた雑草を抜いていた。「抜いちゃうんですか〜?」という、顔見知りになったばかりの近所のご婦人の言っている意味を理解しようともせず、全て抜いてしまったあとに蒔いた種の名は書きたくもない。
雑草のはずだった。。。路地植えのマーガレットなんて気にしたことがなかった。今の時期、アトリエの周辺に妙に多い、どうだと言わんばかりに咲き誇るマーガレットロードを通る度に情けない記憶が甦る。