小林賢二のしごと

Garden, Landscape/普光明寺寺務棟

ツツジとサツキ
2022年05月13日


ツツジとサツキの植込み。
日本の庭づくりでは定番でもありますが、自分の計画に入れるのは久々でした。
   
一昨年の暮れから徐々に進めてきた普光明寺寺務棟の造園、
白い割栗石を敷いた石庭を包む、白花のヒラドツツジとサツキの緑が最後の仕上げです。

植栽が進むと、白色も緑色も活き活きと見えてきます。
   
こちらの施工は、お寺と長い付き合いの金子造園さん。
一本一本丁寧に植えていく様子を拝見して、デザイン監理で楽をさせて頂いた上、勉強もさせて頂きました。

お寺の庭・2期工事スタート
2022年04月13日


普光明寺寺務棟の庭、第二期工事がはじまりました。
限られた厳選された要素の庭にもう一味足して、露出した土を常緑の低木で覆って仕上げます。
   
今日持ち込んだのは、一つの景石と3m近い紅一点のキリシマツツジと二本のドウダンツツジと黄一点ダンコウバイ。
住宅の庭にあればゆったりとした沓脱石として使いたいような石も、広大な境内ではアクセントとして風景を引き締めてもらいます。

植栽して二度目の春を迎えるイロハモミジもキレイに新緑を見せていました。

●建築設計:リオタデザイン(関本竜太)

お寺の庭・第2期計画
2021年10月04日


昨年末に第1期造園工事を行った普光明寺寺務棟の庭。
私が持ち込んだのは、一本のイロハモミジと一本の景石と、アクセントで加えたドウダンツツジと、稲田御影の割栗石と、それを盛った山。
限られた要素ですが、訪れる人々の建築内外の移動とともに焦点が変わって展開していきます。
   
新築の建築空間をにらみつつ、お寺の既存の木々に負けないようにと選んだとっておきの佇まいのイロハモミジも、管理のおかげで植えて一年目の猛暑を乗り切って、まもなく紅葉も楽しめそうな様子でした。
   
今日は、お寺さんと設計の関本竜太さんと、この寺の庭の歴史を知る造園屋さんと、来春の造園2期工事に向けての現場打合せ。
室内から眺める庭の景色を落ち着かせて、外観をお寺全体の風景に馴染ませて更に昇華させるのが次の課題でしょうか。
なんだか妙にやる気満々で帰ってきた、今日でした。



もう一つのアクセント、土色の六方石を横にした沓脱石も効いてます。

そして、この風景をどう変えるか、造園の楽しみです。

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