小林賢二のしごと

Garden, Landscape/ソーラータウン八国山

師走の青空とイロハモミジの紅葉
2024年12月15日


造園のスタートから5年が過ぎましたソーラータウン八国山、
ヤマモミジ、ハウチワカエデ、アカシデ、ヤマボウシ、ジューンベリー、サルスベリらの落葉は進んで、紅葉の〆はイロハモミジ。
   
師走の青空と総板張りの外壁にイロハモミジの紅葉が映えます。

最初に造園した2棟の、2本のイロハモミジが街の入口のランドマーク


川沿いの立地が、この街の利点のひとつ、
空中湿度を欲しがるモミジにとっても好環境です。

郊外暮らし最高!な感じの、のどかな風景がすくすくと育っています。

鉄平石
2023年10月06日


ソーラータウン八国山の一棟、
今年撮影の写真を相羽建設からいただきました。
   
9棟あるうち、唯一車を持たないご家族の家。
   
ここでは、大きなイロハモミジと大きな2枚の鉄平石を中心にしたオリジナリティーのある遊べる庭が生まれました。


鉄平石とは、長野県の佐久 ・諏訪地方に局地的に産する輝石安山岩。
板状節理という板状に規則正しく割れる性質があって、一枚二枚と言いたくなるような板石が建築・造園の材料として使われています。
   
中に一辺1mを超えるような大判もあり、いつでも手に入る石ではないのですが、仕事との出会いと材料との出会いがビビビとハマると、個性的な風景が生み出せます。

つむじの庭も、橋のような形の鉄平石との出会いから発生したデザインでした。

▼ここでは、アプローチの入口に一枚の鉄平石

▼これは薄い鉄平石乱張りのアプローチ

▼大きな鉄平石の飛石と、立ち上がる石は相木石 これも長野県産

▼大振りの鉄平石と小振りの相木石を混ぜた石畳

私の地元信州は、どうやら庭石の宝庫でした。

心自閑
2023年07月29日


心自ずから閑になる、のどかな暮らし・・・
建主さんと建築家と共有した暮らしのイメージ。
   
竣工後一年経った写真を建築設計の市中山居・増木さんが送ってくれました。


ソーラータウン八国山に土地を選ばれて、
街並の緑とつながる表庭と、内に二つの閑かな庭をもつ住まい。


建築素材としての木を背景に、植栽した木々も居心地良さそうで、見ているこちらも心地よく、家と庭の親和的な関係が印象的な風景です。

撮影:中村晃

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