今年の梅雨期のおそらく最後になる現場は、川越氷川神社参道〜のお手入れでした。
既存の鎮守の森の中に少々の草木と石を加えて整備させて頂いた参道〜上尾街道に至る人の道。
私が何をしたのかわからない風景になってきていて何よりです。
昨日は紫陽花の花後の手入れと笹刈りを主に、庭づくりに関わった周辺の施設へも。
参道から続く守山登建築研究所設計の衣装美容棟は、ヤマモミジの成長とヤツデの旺盛さと、植えた覚えのない木々も加わって造園当時とはだいぶ様変わりをしています。
鎮守の森から運ばれたであろう、2mほどに育ちはじめていたクスノキは切って、
低く這うように生え出たサルスベリと、座れるようにと置いた木曽石を隠すように茂っているコムラサキシキブをどうしようかと瞬時悩んだ末、
サルスベリはひと枝を残して来年まで様子を見ることに。
コムラサキシキブは混みすぎている枝を整理しましたが、秋の楽しみで木曽石よりこちらを優先しようと活かすことに。
ヤツデもこれ以上大きくなると煩そうですが、今のボリュームは悪くなかったので、葉っぱを減らす程度の作業に留めておきました。
こちらも守山さん建築設計の婚礼御用部は、雑草の手入れもよく、清潔な風景が出迎えてくれます。
天気に気を揉む季節ですが、各現場、予定通り進んでいます。
川越氷川神社婚礼御用部
10年以上手つかずだった民家の庭を手入れして、リノベーションしてから三度目の夏を迎えるところ。
常緑中心の昔ながらの庭に、そっと加えた落葉樹が優しげでいい感じです。
常緑中心の昔ながらの庭は、毎年の手入れが欠かせないのが良いところでも悪いところでもあるかもしれません。
今日は、そのための下見。
まわりは鬱蒼としてきてましたが、
元々あった石を再利用して構成し直した足元は、スタッフの皆さんの手入れのおかげで清潔に保たれて清々しい景色です。
今日は川越でもう一件、
建築家の関本竜太さんと秋竣工予定の住宅の現場打合せでした。
滅多に出会えないような住宅のロケーションで、楽しみな夏の宿題をいただきました。
一昨日の川越氷川神社
昨年に庭のリノベーションをした婚礼御用部の手入れをしてきました。
老練さとフレッシュな若さが溶けあってきて、結婚式の打合せにお導きするにふさわしい健やかな庭に育ってくれているように思います。
多様多感な秋の景色が、あちこちに生まれている氷川神社界隈です。
▲すっかり馴染んできた旭舎文庫の黒穂垣と石敷きの庭
▲造園当初から馴染んでいた、参道の木曽石
▲直会殿の前庭には、小泉誠さんデザインの「車茶屋」が登場!