一昨日の川越氷川神社
昨年に庭のリノベーションをした婚礼御用部の手入れをしてきました。
老練さとフレッシュな若さが溶けあってきて、結婚式の打合せにお導きするにふさわしい健やかな庭に育ってくれているように思います。
多様多感な秋の景色が、あちこちに生まれている氷川神社界隈です。
▲すっかり馴染んできた旭舎文庫の黒穂垣と石敷きの庭
▲造園当初から馴染んでいた、参道の木曽石
▲直会殿の前庭には、小泉誠さんデザインの「車茶屋」が登場!
川越氷川神社で、造園に携わった施設の春の手入れを施しています。
10年以上手つかずだった庭を昨春に手入れして、秋にリノベーションした婚礼御用部の庭。
元々あった植物と石と、私が持ち込んだ植物と石と、初々しくよそよそしい感じだったのが、少しづつ馴染んできているようです。
日頃の管理をして頂いてるスタッフの方々のおかげです。
川越に一週間ほど通った造園工事が昨日で納まりました。
10年ぐらい手付かずだった庭のリノベーション。
人間の手付かずでも、もちろん生きてる植物の手入れを今春に強めに施して、この年末の竣工に向けて段取ったのが功を奏したと思います。再生した庭の出発として良い表情に仕上がりました。
常緑中心の昔ながらの庭に、落葉樹を加えて柔らかさを足し。元々あった三波石の飛石を並べ直して、元々は本来の大磯砂利だったか、、新しく大磯砂利を足し。京都と那智の黒石を新しい庭のデザインのために加えています。
仄かに違う植物の色と石の色と、四季折々、雨の日も晴れの日も楽しく迎え入れる風景に育っていけばと。
どっさり育っていたハランも、枯れた葉を間引けば美しい光を見せてくれます。
飛石は自分の並びに変えないと気がすまず。
那智黒玉石と大磯砂利のエッジに選んだ京都の黒石。一番気を使った、この庭のディテール。
新しく生まれる氷川神社「婚礼御用部」。結婚式の相談のための施設です。もうじき落葉してしまいますが、ハート型の葉っぱのマルバノキをアプローチのアイストップに入れました。
早朝人気のない川越のまち。電車と歩きで通う私ならではの楽しみです。
◼︎Instagramでも仕事の情報配信をはじめました。
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