上石神井の家
2021年12月31日
今年最後の現場は、相羽建設と協働の造園リノベーションでした。
傾いていた万年塀をブロック塀に作り直し、味が出てきてる板塀は補強して再利用したり、
古いものと新しいものと色々工夫して、新鮮な空間に生まれ変わりました。
自然素材が得意の相羽建設との協働も板についてきた感じですが、
この庭での新境地はブロック塀に色味のある塗装を加えたところ。
低く長く伸びる塀の色が、朗らかな空間に上手くまとめてくれています。
久々にデザイナーっぽい仕事をさせていただきました。。
▼元々の庭にあったレンガや敷石を再利用
すこし和風な感じが欲しい、という奥さんのリクエストから思いついた、
▼狭く長い植込の境界に並べた、小さな野面石(相木石)
▼元の雑木の庭もいい雰囲気だったのですが、
これからは手入れが楽な庭へ、というご意向もあってのリノベーションでした。
コナラ、シラカシ、サワラといった手に負えなくなってきた高木を伐採抜根して、一本のイロハモミジを残し、シロモジ、ナツハゼ、マルバノキ、ソヨゴ、と大高木にはならない木々と低木下草で潤いを加えています。
春に芽吹いて、下草が茂りはじめると、風景が落ち着いていくことでしょう。