小林賢二のしごと

Garden, Landscape/国立市*Nさんの家

北の庭
2023年05月04日


造園から4年目の春を迎えています、国立暮らし仲間の相羽建設設計部の中村さん家。
   
隣家に接する南ではなく、道路に面する北側にあるリビングと庭。
北側といっても暗すぎず適度な日照が枝葉に届き、株元への直射は少なく西日は遮られる、山育ちの落葉樹が大好きな環境。
アオダモがモリモリ元気そうです。
   
奥行き2.5mのちょうど駐車場一台分ぐらいの庭ですが、
広がりはじめたアオダモと二階の窓に届く縦に伸びるヒメシャラと、リビングからの正面に入れたハウチワカエデの3本を中心に、庭に入れば奥深い林のような風情に育っていました。

東京の夏の暑さに植物たちと四苦八苦している昨今、
直射の少ない北の庭、お勧めせずにはおれません。

中村さんちの庭
2020年08月02日


昨年5月に造園した国立にある相羽建設の中村さんの自宅。
中村さん設計の住宅では、これまで5件ほど庭づくりのお手伝いをしています。
   
今日は長梅雨で延期されていた撮影日でした。


自分の庭にも欲しくなるような、やわらかい枝ぶりのアオダモとナツハゼ。
どちらも成長がゆっくりなので、当初からこの場所にピッタリの樹形の木を選んでいます。



車をもたない暮らしを選択して、北側に生み出した駐車場一台分ぐらいの庭。
「奥行き」を感じさせるような庭の設えで、この環境に合った植物たちと一緒に小さくとも広がりの感じられる空間に育っています。


今日の撮影は建築カメラマン西川公朗さん。
   
エクスナレッジ社が来年出版する家と庭に関わる本への監修協力をしています。
今日は、そのための庭の撮影もお願いした次第。
造園現場が滞る8月ですが、庭の本の監修作業で忙しく過ごせそうです。
      
   
◼︎Instagramでも仕事の情報配信をはじめました。

https://www.instagram.com/kobayashi_atelier/

国立で庭づくり
2019年06月02日


   
昨日まで、地元国立市で住宅の庭づくり。
小さな庭ですが、ここでも目を効かせて選んだ素材を、現場で再構築して仕上げていきます。
   
デッキを覆って、窓辺に枝葉を伸ばすようにと選んだ、とっておきの樹形のアオダモ

   
選んだのは落葉の冬。
枝葉を広げて空間に上手く収まるか、現場に入れるまで安心できませんが、バッチリハマってホッと一息。
いや、大満足です!


   

こちらは、たくさん積まれた中から見つけだした水鉢


   
工事の合間に、昨年春につくった庭の様子を見てきました。
白いキョウガノコもひとまわり大きく育ち、小さな路地に大きな潤いをもたらしていました。

   
アトリエでは知らぬ間にアジサイが咲いて、
5月の現場を終えた、爽やかな初夏の国立。
6月も楽しみなプロジェクトが満載です。

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