小林賢二のしごと

Garden, Landscape/武蔵野市*Kさんの家

玄関前の庭の心地よさ
2021年06月27日


お施主さんと相羽建設中村さん協同設計の住宅。
撮影取材に同行して、造園から半年経つ初夏の様子を拝見してきました。
   
比較的往来の少ない通りに面する玄関側、程よい庭の景色と程よい居場所があって、見て居て飽きない心地いい空間に育っています。

玄関から出かける真正面には、向かいのお宅の植栽も借景して、元気が出そうな緑の光景。
   

ご両親が住む家と庭の隣、年季の入った梅の木や石がある庭に、殊更に融合させるのではなく、奇をてらうわけでもなく、新しい庭の要素を清々しく隣に計画した感じでしょうか。
   

下草にハーブ類を多くしたのも、この庭の特徴です。清々しさはそのおかげかも。
   

ご両親の家とつながる芝生の庭は、ご家族の皆さん自ら作り直して、ウッドデッキもご主人が作り足したり、私が窓辺の景色に持ち込んだ木々と融合してくれたのは住まい手さんの力。こちらも楽しみが広がりそうな庭空間になっています。
   

最近出番の多いダンコウバイ。とっておきの山取りの木が、秋の黄葉から先々も、庭のポイントとして活きてくれる予定です。
   

武蔵野の家・K邸
2020年12月20日


寒くなりましたが、晴れの日が続き外仕事は捗ります。
先週の現場。お施主さんと相羽建設の協同設計で、相羽建設施工の住宅の庭。
日頃から庭を大切に考えてくれている相羽の設計・中村さんとお施主さんとの協同作業で、良い方向に進んだ仕事でした。

いい光が入っていることを植物が教えてくれる。
草木が光を集めて見せてくれる。
庭づくりを進めると空間に光が溢れてくる。
いつもそんな事を感じ考えながら現場と向き合ってますので、晴れの日の工事はうれしい。




▲一階と二階の窓辺にほどよく枝葉を伸ばすアオダモ。
造園仕事の半分は材料選びです。この木を選べたことでかなり満足。


▲現場調査&打合せの際に、ここに入口をと提案して喜んで受け入れて頂けたのがこの庭の成功のカギでした。
春が待ち遠しい。

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