昨年の2月に造園した練馬区*Kさんの家。
この夏の様子を建築設計の飯塚豊さん(i+i設計事務所)が送ってくれました。
秋から冬に工事して、その後の芽吹きから夏緑の風景を全ての現場の確認することがなかなかかなわず、
順調に育っている様子の便りは何より嬉しいです。
開口をオープンにした時の緑の光の風景と、雪見障子にした時に見える石の風景
北側の一枚の窓ではヒメシャラが季節の移り変わりを写します。
住宅街にあって、ふと息をつけるような小さな雑木林のような風景をイメージした庭づくり。
順調に育ちはじめているようです。
飯塚豊さん(i+i設計事務所)設計の練馬区の住宅
例年になく雪予報の多い中ヒヤヒヤしながら進めていましたが、昨日で庭はいったんの仕上がりです。
緑化舗装ブロックに砂利を入れた駐車場、私の造園では初の試みでしたが、
車の駐車は時々という前庭で、清潔感のある広がりを生み出して風景の中で効いてるように感じます。
相木石の石畳と水鉢がこの庭の焦点
室内からも眺める景色として、庭に出て植物に近づく場所として。
水鉢に添えたマンリョウの幼木は、林の中で鳥がタネを落として芽生えたように。
住宅が連なる街並みに、ふと現れる小さな林のようなイメージでつくりました。
落葉樹が芽吹き、四季を繰り返して、より自然な風景に育ってくれればと願っています。
飯塚豊さん(i+i設計事務所)設計の練馬区の住宅。
家も庭も来週末の引渡しに向けて追い込み中です。
下草を入れて仕上げる前、冬枯れの庭で、
石の光がぬくもりを感じさせてくれます。
普段とちょっと違うのは、大きめの相木石を多めに入れたこと。
おかげでゆったりとした時間が流れているようです。
庭の全貌は来週末に。