小林賢二のしごと

Garden, Landscape/沼津市*西浦の家

海辺の家のランドスケープ
2018年07月12日


   
小泉誠さん設計の「西浦の家」
土を動かし、石を積み、木を植えて、
彫刻をするようにランドスケープ作りを楽しんでいます。
   

   
今週は2泊3日で炎天続きの中、合宿のように作業をしてきました。
夕方出会った、ご褒美のような富士山の景。

西浦の家 上棟式
2018年03月11日


   
昨日は静岡。
オオシマザクラとカンヒザクラの自然交配種らしい早咲きの川津桜満開のシーズン。
西浦で工事中の住宅の上棟式で、建築設計の小泉誠さん、スタッフの皆さんと朝より現場に乗り込みました。
午後の式までの時間、海岸付近から上りはじめる丘陵の裾野を歩きながら、オオシマザクラを植えたい、と思いつき、
お施主さんと小泉さんに賛同頂けて、ダイナミックに造園計画変更中です。
   
駿河湾越に北に富士山を眺望するロケーション。
写真の真中が現場。昨日は見えませんでしたが、正面に富士山。

   
現場のコンクリートウォールを崖に見立てて、隣地のみかん畑へ飛び交っていたのはイソヒヨドリのオスのようです。
ここならではのランドスケープを生みだそうと、普段目にしない野鳥と戯れながら改めて思ったのでした。

焼杉
2017年12月14日


   
昨日は浜松。
来春の竣工予定で進む、セカンドハウスの打合せ。建築の外壁仕上げの確認に呼ばれて訪れた先が、土地勘が全くないのですが、山林の川の上流、何故かそんな所沿いにあるプール。廃校になった学校のプールを借りて、杉板を焼く作業場として使っている扇建築工房さんの仕事を拝見してきました。
長さのある杉板を焼くのに便利らしい段差のあるプールの構造と、当然給排水の整った場所、そこを活かして行われているあまりに原始的な作業に目から鱗。追い求めるべきは、こっちだと、目が覚めるような、なんだか心地よい映画を見た後の余韻が漂うような、幸せな体験でした。
   


建築設計の小泉誠さんとスタッフの皆さん。
この焼杉の建築を支えるランドスケープを描くのが私の仕事。
ガラリとプロジェクトイメージが変わってしまったような、楽しみな素材との出会いです。

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