適材適所
2022年04月07日
昨日は練馬区石神井台
関本竜太さん(リオタデザイン)設計の住宅の植栽工事でした。
面側に設けられた1㎡ほどの土のエリアが2ヶ所。
限られたスペースの植栽では、舞台のキャスティングをするように素材の形状寸法を吟味して選びます。
玄関前には下枝の無い一本立ちのヤマモミジ。
まだ冬の木姿ですが、すでに建築を引き立てるやわらかい光を浮かべて、
芽吹けば小さなアプローチを覆うように空間をつくりだします。
外観の焦点になるコーナー部には成長がゆっくりな株立ちのアオダモ。
モサモサと枝葉を広げて建築の角を和らげ、二階の窓辺も彩り、車のジャマをしなさそうな樹形の一本。
想定通りにうまく納まってくれました。
電柱がジャマなのですが、、これから新葉が展開してくれば木の存在感の方が勝ちますから。と住まい手さんに話してきました。
頼むぜ、アオダモ!
クロモジ、マルバノキ、シャリンバイ、ジンチョウゲ、クリスマスローズといったバイプレーヤーズとともに、
小さな緑でも四季折々の光景を見せてくれることでしょう。