小林賢二のしごと

Landscape art, Sculpture/breath

彫刻のある庭
2026年08月23日


「breath」と名づけた、コーセー王子研修センター(設計:日建設計、施工:戸田建設)中庭に提案した白い石の彫刻。
2008年の仕事です。
   
古い作品データを整理中で、この現場は映像カメラマンの知人に頼んでスチールを撮ってもらった当時を懐かしみながら見返していました。
*photo : ippaku s.

クールなグレーの石敷きにシルバーカラーのオリーブなどが生え、透明なガラス面で覆われたスペース。
建築のグレーの色調より一際白い石で作った彫刻が、でしゃばることなく、中心でもなく、静かにささやかな庭の焦点となり、かろやかに空間を引き締めています。
   
庭の機能としてドライなスペースを多く求める場合、或いは土のない屋外のスペースという課題に対して、アートワークが明るさや清々しさをもたらし、水や緑とは異なる次元での癒しを提供できるのはないか、という模索もして応えを探すのも環境デザインを考える面白みのひとつです。






上から見るとコーセーのロゴマークになっている、というオマージュから作り出した形でした。
立ち上る円のモチーフは、建築の様相に現れる曲面形からもインスパイアされて、この施設のため、この空間のために作り出した造形です。
   
模型をアトリエに陳列していて、素な風景の中で見ているとあまり面白くない造形だったかなと感じることもあるのですが、久しぶりに実作品のいくつものカットを見て、環境に相応しいいい仕事ができていたと、、妙な満足をし直しておりました。

*コーセーのロゴマークに似せたプラン


*アトリエにある作品模型


*この場所のために生まれた彫刻作品


*ここから新しい息吹(breath)を生みだすように・・・


breath
2013年06月17日

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コーセー王子教育センターの竣工記念として創作したこの作品は、コーセーの美しいロゴデザインへのオマージュでもあります。簡素でありながら心地よいリズムと知的な美しさをあわせ持つロゴデザインをモチーフにした立体造形を探りました。
ロゴそのままを立体にするのではなく、平面形状にそのシルエットを映し、立ち上る円のモチーフは、清潔で軽やかな空気をつくりだすとともに、建築の様相に現れる曲面形からもインスパイアされています。
ピタリと重なり合う2つのパーツは英知と感性の融合を表し、開かれて表出する新しい(未来の)空間に、何かが生まれ出るような風景をイメージしました。
この施設に集う新しい人たちのやすらぎ(休息=breath)のシーンとなり、インスピレーションの源泉となるように・・・
そして、
永遠に連なっていく美しい循環となり、新しい息吹(breath)を生みだすように・・・ 
   
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東京都北区
コーセー化粧品王子教育センター | アートワーク制作・設置
白御影石、黒御影石
2008

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