kobayashi kenji atelier
     
粒庭

2005.09.23 粒庭

ひとつひとつは味気のない小さな鉢も、寄せ集めると味わいも潤いも随分と増す。
挿し木をしてから何年も経つが大きな鉢に移してあげないので遅々とした成長を続けているビナンカズラとか、インテリアの植栽計画で使おうと思って観察を始めたが室内では水やりが面倒なので表に出されたプテリスやクラマゴケの仲間とか、こぼれ種でよく増えるがもともと購入したものだけに間引くのが惜しくて困っているツボサンゴとか、あのお方にちょっと分けて下さいと頼んだらどっさりと分けてくれて大量のポット苗ができてしまったフィカスプミラとか、中国の四川料理屋のおっさんから貰ってきた器に道端で採集したコケを盛っちゃったりして、なんかガーデニングっぽいことをしてしまっていたり、、、
脈略無く集まった植物がつくる半坪にも満たない「粒庭」。不自然な風景でも、玄関前で背中を丸めて石膏を刻み続ける目に緑はやさしい。