竣工から2年経った小泉誠さん設計の「西浦の家」 2020年5月29日の様子です。
まわりの風景の中に埋もれて溶け込むように、いい佇まいになってきています。
雑草を受け入れながら、元々蔓延っていたイタドリやクサギも生かしながら、
新しく植えたローズマリーやシャリンバイ、乾燥や塩害に強い植物は確かにモリモリ元気に育っていました。
ホームページリニューアルに伴い、未紹介だった物件と昨年撮影の写真記事を随時投稿中です!
昨日まで静岡県沼津市、
小泉誠さん設計の「西浦の家」、雑草の手入れに出向いてました。
セカンドハウスのため、日常的には手入れが出来ないことを前提に限定した植栽を施して、雑草も受け入れて楽しむような造園計画です。みかん畑に囲われた敷地に、現場から出て来た石も活用して野趣のある風景を思い描いた現場。
半日ほど、増え過ぎ伸び過ぎの雑草を取り除く作業をして、いい加減の雑草の庭になりました。
雑木や下草で整えた庭とは違う、興味深い庭の成り行きです。
2週間前の事ですが、、
小泉誠さん設計の「西浦の家」の取材撮影、お披露目会、工事に関わった皆さんのお疲れさま会もあり、日帰りで出向きました。
造園の施工に携わった現場では、これまでで一番遠い場所でしたが、小泉さんと関係者の皆さんと一番現場密着で様々な課題を解決した造園だったかもしれません。
セカンドハウスで、あまり庭のメンテナンスが出来ない事と、塩害風害、乾燥の心配もあり、繊細に植物材料の形に拘っている他の仕事とは違い、荒地の雑草を受け入れて育って行くような風景を想像し、庭の始まりの姿を描きました。早速、野草の触手があちこちに伸びています。
来春以降、どうなって行くか、また訪ねるのが楽しみです。