写真:KKA
千葉県稲毛にある敬愛大学、創立50周年記念庭園。
既存の植栽を活かし、融合するように石のステージと石彫を設置して、作品が新しい光を生み出し、大学のエントランス空間が明るく生まれ変わりました。
出会い、語り合い、寄り添い合い、歓び合い、支え合い、、、
人と人とのやさしいつながり。
そんな「ひとあい」(人愛・人間)をモチーフにした、周囲の風景をやわらげる、シンプルで心地よい造形空間。
ピタリと重なり合いそうな2つのフォルム。親和的な2つの関係は、人々の移動とともに様々な表情を作り出します。曲面でつくった張りのある造形は、葉や花が展開をはじめる瞬間の歓びを表現し、開かれて表出した空間に、何かが生まれ出るようなシーンをイメージしています。
それはきっと、学生の皆さんの新しい息吹。
写真:タウンアート
千葉県稲毛市
敬愛大学 | 創立50周年記念庭園
桜御影石、白御影石、草木、他
2016
信州青木村にオープンした「ふるさと公園あおき」。そのエントランスゾーンに制作したモニュメント。
仲良くおんぶしている様子に見えたり、力を合せて進んで行く姿に見えたり、見る角度によって変る、どこかヒューマニックなユニークな表情を湛え、伸びやかに天に向う青い彫刻です。
青木三山、大法寺三重塔…青木村で見かける美しい三角にインスパイアされて構想しました。
青木の大らかな自然に抱かれて、移ろう季節と陽光の中で、みなさんに親しまれながら過してくれたらと思っています。優しい春風を一番に感じられるように、
長野県青木村
ふるさと公園あおき | モニュメント
御影石
2015
愛媛県新居浜市、駅前広場から市内中心部に向って延びるシンボルロードへのアートワーク設置。
別子銅山開坑以来、あかがね(銅)とともに発展してきた新居浜
あかがねの恵み、海風に運ばれた息吹、美しく再生された緑、
新居浜の大地から生まれた光、空気、花、人・・・現在の華やぎ。
石とブロンズ(銅合金)で制作した座って休む事もできるアートシーンです。
設置工事中、下校途中の小学生たちが興味深そうに立ち寄ってくれました。
座るのを楽しみにしてくれた様子です。小二ぐらいの男の子が「えぇデザインじゃの〜」とおっしゃってくれていました。
作家冥利に尽きます。
「この道が好きだ」と言ってる子もいました。(道冥利に尽きます)
新居浜の子供たちに、親しんでもらえそうです。よかった。
佇む姿は、となりのトトロ風でもあり。
ここでみんなを待っています。
愛媛県新居浜市
新居浜駅前シンボルロード | 街路のアートワーク
桜御影石、ブロンズ
2014