今年の梅雨期のおそらく最後になる現場は、川越氷川神社参道〜のお手入れでした。
既存の鎮守の森の中に少々の草木と石を加えて整備させて頂いた参道〜上尾街道に至る人の道。
私が何をしたのかわからない風景になってきていて何よりです。
昨日は紫陽花の花後の手入れと笹刈りを主に、庭づくりに関わった周辺の施設へも。
参道から続く守山登建築研究所設計の衣装美容棟は、ヤマモミジの成長とヤツデの旺盛さと、植えた覚えのない木々も加わって造園当時とはだいぶ様変わりをしています。
鎮守の森から運ばれたであろう、2mほどに育ちはじめていたクスノキは切って、
低く這うように生え出たサルスベリと、座れるようにと置いた木曽石を隠すように茂っているコムラサキシキブをどうしようかと瞬時悩んだ末、
サルスベリはひと枝を残して来年まで様子を見ることに。
コムラサキシキブは混みすぎている枝を整理しましたが、秋の楽しみで木曽石よりこちらを優先しようと活かすことに。
ヤツデもこれ以上大きくなると煩そうですが、今のボリュームは悪くなかったので、葉っぱを減らす程度の作業に留めておきました。
こちらも守山さん建築設計の婚礼御用部は、雑草の手入れもよく、清潔な風景が出迎えてくれます。
天気に気を揉む季節ですが、各現場、予定通り進んでいます。
お盆を過ぎると暑さも和らぐのが例年ですが、、
まだまだ猛暑の昨日の川越。
氷川神社の参道と境内の西側、旧上尾街道沿いの坂道の風景の再生計画から早いもので6年目。
道ゆく人たちが、ちょこっと座って疲れをいやせるような居場所を所々に作っています。
江戸の頃からこうだったような?年季が感じられる情景になってきました。
手入れ作業でおジャマしましたが、汗だくの年輩の方が座っていく姿も見かけられました。
先月手入れの婚礼御用部の庭の様子も確認。
概ねいい風景になっています。
今日は川越氷川神社
アジサイの花後に合わせての手入れ日程ですが、
毎年、切れないで残してくる二本の青アジサイ。
やや遅咲きの品種なんだと思います。
手入れを一度で済ませるために切っちゃおうかと思う心を、花に集まる人たちが止めてくれます。
旭舎文庫はヤマモミジをかるく剪定
ここの造園は5年前。
コロナ前、中国の石材もよく使っていた今はもう懐かしい当時に発注制作した中国産の敷石。
これもまた、良い塩梅に味わいを増してきました。