ソメイヨシノと同じ頃に満開になる「つむじ」のリキュウバイ、
清楚な花をたくさん咲かせて、この下で昼呑みしたいような春の陽気でした。
花の時期以外があまりパッとしないのと、手入れをしないと乱れやすいこともあり私の植栽計画では出番の少ない木なのですが、つむじのここはリキュウバイで大正解、といつも納得の春なのです。
建物の裏手の通路沿い、ジャマな枝を間引くような整枝剪定を毎年施しています。
とはいえ高木になる木ではないので、そんなに面倒な作業ではありません。
それさえ欠かさなければ、病虫害も少なく、茶人にも好まれる白花を毎春楽しめます。
こちらは新緑が出揃ってきたシロモジ、
春らしい光が増えてきました。
今日は先週造園した氷川神社衣裳美容棟の庭の引渡し。
庭の手入れのご説明お願いをして、川越から東村山へ。ここ数年の得意なコースです。
ひと月ぶりに立ち寄った小雨まじりの「つむじ」は、ちょうど冬と春の入れ替わり中といったところでしょうか。
例年より10日ぐらい早い気がするトサミズキの挙動が気になりましたが、春が待ち遠しいことに変わりはありません。
▼いつもながらフォトジェニックなクロモジの冬芽
クロモジより一足開花の早いシロモジ
地味なクロモジの仲間うちでは、花も黄葉もやや鮮やかか、、ダンコウバイの開花もこれから
これもクロモジ科のアブラチャンさん
ソワソワしてきたジューンベリー
まさに冬と春のあいだのリキュウバイ
早いよなあ、、トサミズキ
小さい葉芽を小さく膨らますヤマモミジ
木曽石に似合うクリスマスローズ
小雨が似合うカンツバキ
冬枯れのつむじの庭が豹変するのも間も無くです。
オリーブの手入れに立ち寄った「つむじ」
冬枯れの庭で、石が作る景色をたどって歩いてきました。
一年にわたった造園の、充実した日々を思い出しながら。
つむじに持ち込んだ石は15種類ぐらい。
敷石、飛石、沓脱ぎ石、水鉢、景石、敷砂利、ベンチ石と、日本に産する石を主にしながら、加工石で中国産を数種入れています。
それぞれの場の趣を生み出す多彩な石のデザインを繰り広げてる「つむじ」の庭、
冬も見所たくさんです。