小林賢二のしごと

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冬を惜しむ
2014年03月08日

「これぞ冬」という感じの、ホトトギスの枯れ姿
高さ90cmほどで立ちつくしていますが、今年の雪で倒れなかったのが不思議で仕方ありません。
hototogisuhuyu
ヒメシャラの弾けた果実(殻)
秋から冬の庭は彩が減っていく分、純粋で素朴な造形美が際立ちます。
隣の新芽が春を帯びはじめています。
himesyarahuyu

   
     
クロモジの冬芽も、もうすぐほころびます。
kuromojihuyu
去り行く冬を惜しむ。と、春が来るのが早まる。のかな、とここ数日考えていたのですが、惜しむのはあっという間で、春の気配が心の中に充満していくようです。
冬は、終わっていくものなのかもしれません。
kurokkasuhuyu
クロッカスがでてくると、土に春っぽい温かさを感じます。

青木村
2014年03月06日

今週火曜より2泊で信州・青木村に滞在しました。
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信州の里山らしい自然美に溢れた村です。
田沢温泉、沓掛温泉という山あいの自然に囲まれた温泉にも恵まれ、
「見返りの塔」と呼ばれる素朴な美しさが際立つ大宝寺三重塔【国宝】は青木村にあります。
三重塔が屋根葺き替え中だったので、境内のキレのいい石垣↓
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滞在したのは十観山の山あいにある田沢温泉。
開湯は飛鳥時代後半、島崎藤村が滞在して、「千曲川のスケッチ」で紹介している温泉です。
2日目の朝は雪でしたが、早朝から有乳湯(うちゆ)という共同浴場へ。
ぬるめの温度は源泉かけ流しで、ゆっくり長湯を楽しめます。大人200円!
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この冬はどこも雪が多いですが、そんなに雪深い所ではありません。
3日目の朝は晴れました。とりあえず風呂です。
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竹色がやけに美しい季節です。
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さて、
仕事は、青木三山と呼ばれる風光明媚なパノラマを楽しめる絶好のロケーションに計画中の公園作りのお手伝いです。
素朴な美しさを際立たせるシーン作りでご協力できるように、努力したいと想いながら、アトリエに戻りました。
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▲現場付近から見る、青木三山のひとつ子檀嶺岳(こまゆみだけ)

石材踏査
2014年03月03日

先週から、庭に使う石材の調査で奔走しています。電車だったり、歩きだったり、ですけど。気分的には奔走です。
先ずは、10年来お付き合いさせて頂いている茨城の新成さん。
下は、高輪台のマンションに使った景石の仲間です。
その下は、「土気の庭」でのアプローチに使う舗石のシミュレーションをさせて頂きました。
大きな石のアートワークから小さな庭の石材まで、大変お世話になっております。
いつも、ありがとうございます。
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続いては、
「ひみつのはなぞの」に使う水鉢を探している最中に出会えた、西東京市の野口造園さん。
近い事もあって、本日二度目の訪問をさせて頂きました。
石材だけでなく広い苗圃もお持ちで、一日では飽き足りません。
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石と植物探しが、一番好きな業務です。

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