小林賢二のしごと

住宅の庭

通り土間の家*前庭
2025年06月19日


アプローチを右に折れて、玄関までの6×4mほどの前庭。
ここがご家族の屋外で過ごす一番の居場所になっているようです。
   
4年経って、生育旺盛なジューンベリーが茂って、マルバノキはひとまわり程度大きくなって、生育ゆっくりめなナツハゼやミツバツツジ、ドウダンツツジ、ブルーベリーはさほど変わらず、ほぼほぼ予測通りの変化です。
ナツハゼとミツバツツジの間に入れておいた常緑低木のシャリンバイの成長が思いのほか早く、2mを超えて主役に躍り出ていたのが大きく変わっていたところ。

▲2021年7月24日
   

しかし、これが主役で落葉後の見応えもありそうで、造園当初よりいい庭に成長しています。

青々と茂る足元のクリーピングタイムは、エッジの手入れ以外は放ったらかしで蒸れることなくいい状態をキープしているようです。これも気候変動の影響なのかどうか。

通り土間の家*アプローチ
2025年06月18日


関本竜太さん(リオタデザイン)設計の川越*通り土間の家
   
造園から4年目の初夏を迎えています。
hpを見返せば、2021年7月24日の工事完了。そんな真夏によくやったなあと思います。これまでは8月以外は植栽工事の予定を入れてましたが、もう7月の植栽工事もNGだなと思う今週からの猛暑です。
根っこのいい材料ばかりで丁寧に施工してますので、ここの庭の草木はいたって順調に生育していました。
   
長いアプローチの先の右手に住宅。
入口にあしらわれた少々の緑と長いウッドフェンスが、街並みを明るくすることにも寄与しています。

暑さと乾燥に弱いツリバナも、ウッドフェンスと隣家に西日を遮られて元気に花後の実成りの準備をしています。
根元に添えたコムラサキシキブはお客さんからのリクエストでした。ゆっくり育つツリバナの下で旺盛に枝葉を伸ばしている様子。植えたことも忘れていましたが、、興味深い組合せです。

高坂の家*最初の夏
2025年06月17日


飯塚豊さん(i+i設計事務所)設計の高坂の家
昨年10月の造園から半年過ぎた初夏の様子を拝見してきました。
   
i+i設計事務所仕様の外皮と、ささやかに添えたアオダモ、アオハダ、ナツハゼ、、、
今の季節でも違う葉色の落葉樹のラインナップが建築と調和して、いい感じの色合いと風合いの北側の風景です。


ややよそゆきの表(北)の風景と比べて、裏(南)の方は穏やかなくつろぎの庭。
ディコンドラの草地と古枕木と木曽石で隔てた菜園スペースは、まだまだこれからの模様。
全部ディコンドラでも良かったかも、と仰ってましたが、、庭との付き合いが落ち着いてきたら、きっと何か植えたくなることでしょう。

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