小林賢二のしごと

hinosumika ギャラリー

雨の高崎
2024年06月03日


昨日は高崎、小林建設の展示場「hinosumikaギャラリー」
造園から7年目、雨でしっとりと濡れた深い緑が相応の年季を感じさせます。



小林建設さんが掲げる「陽の栖」というコンセプトを体現するような陽だまりの芝生広場を中心にした庭です。
周りの草木は経年して変遷もしていますが、この芝生の手入れが素晴らしいおかげで、清々しく庭の良い印象は保たれ、かつ成長しています。


造園後、毎年開催している庭づくりのセミナーも昨日が7回目でした。
庭をつくることだけでない役割をいただけてうれしいです。
あいにくの雨でしたが、午前と午後の2部にたくさんの方にお越しいただきました。
ありがとうございました。

大きな芝生広場と小径
2023年05月29日


昨日は高崎でした。
2017年に造園した小林建設の「ギャラリーhinosumika」、年に一回、庭づくりの話をする機会を頂いて、昨日が早いもので6回目。
午前と午後の2回、30人ぐらいの方が集まってくれました。

順調に育ってくれている植物と、暑さに苦戦している植物と見受けられましたが、順調に根付いて6年目の木々の旺盛さが総体的に良い雰囲気を作っています。
   
田中敏溥さん設計の母屋と駐車小屋と、小泉誠さん設計の舎庫などが大らかな芝生広場の周りに配されて、趣向を凝らした様々な小径のデザインをそれらをつなぎ回遊するように巡らしています。


舎庫に向かう、枕木敷きの小径
だいぶ緑に埋もれてきました

芝生広場からは木曽石の小さなステップで上がります

白御影の切石が作る園路に加えて入れた相木石の飛石
景色をつくるとともに、草木の手入れの際の足の置き場にもなるように

和室からの眺め
ジューンベリーに陽射しを和らげてもらって、クロモジとヤマモミジを寄せ植えしています

沓脱石
2022年07月20日


現場まわりが続く今週、
月曜は高崎の「ギャラリーhinosumika」でした。
   
沓脱石が多い。
と、手入れしながら、今更ながら気づいた6つの沓脱石。
その場所の雰囲気を司る大切な要素だと、改めて思います。
   
大きな美濃石の沓脱から、名のない二番石を渡って、美濃石敷きのフロアに。
造園から5年、経年変化で味わいが増すのも自然石ならではの趣です。

細長い相木石を、いわき桜御影の栗石敷きの中に景石のように印象的に入れました。

小ぶりで高さも控えた石で、やさしい風景に。
辺りの素材も趣向を凝らして、庭のデザインの楽しみは尽きません。


6つ目は、勝手口から降りる小さな木曽石でした。写真忘れ。。

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