小林賢二のしごと

川越氷川神社

週末の川越
2025年11月02日


川越氷川神社婚礼御用部
10年以上手付かずだった昔ながらの庭をリノベーションしてから丸5年が経ちました。
元々あった石を再利用しながら手を加えた足元の清潔さや、玄関前の水鉢周りに3本並べたアセビや下草の健やかさに、スタッフの皆さんの愛情を感じます。



結婚式の打合せにお導きする路地庭で、踏石の前に仲良く二つ並べてみた二番石に当時の現場でのアドリブを思い出します。

元々あった石灯籠はそのままに、玉石敷で空間の構成を変えた奥のエリア
神社の方から美しい光が射していました。

これも元々あった茶の木

土曜の川越は、いつもにも増して賑わっていました。


好天の夕方、久しぶりに駅まで歩くと、蔵造りの町並みで縁起のようさそうな行列にも出会えてラッキー。

自然の草木の振る舞い
2025年10月04日


川越氷川神社の衣装美容棟は造園から4年半。
上尾街道・神社参道から、木曽石でつなげた風景です。
   
一昨年ぐらいから植えた覚えのない木々が目立ち始めていましたが、人の手と違う自然の振る舞いを生かすのが、生き物である庭の楽しみの一つだと思います。
木曽石の際から生え出たコムラサキシキブが何よりいい風情を見せていました。

入口に出てきたのはクスノキ。
放っておけば大木になりますが、枯れるのを覚悟で切り戻しながら数年でも違う風景を楽しむのもありかもしれません。

猛暑で弱りがちなアセビに変わって、入口に常緑の潤いをもたらしてくれています。

梅雨の川越氷川神社
2024年07月16日


今年の梅雨期のおそらく最後になる現場は、川越氷川神社参道〜のお手入れでした。
   
既存の鎮守の森の中に少々の草木と石を加えて整備させて頂いた参道〜上尾街道に至る人の道。
私が何をしたのかわからない風景になってきていて何よりです。

昨日は紫陽花の花後の手入れと笹刈りを主に、庭づくりに関わった周辺の施設へも。
参道から続く守山登建築研究所設計の衣装美容棟は、ヤマモミジの成長とヤツデの旺盛さと、植えた覚えのない木々も加わって造園当時とはだいぶ様変わりをしています。

鎮守の森から運ばれたであろう、2mほどに育ちはじめていたクスノキは切って、
低く這うように生え出たサルスベリと、座れるようにと置いた木曽石を隠すように茂っているコムラサキシキブをどうしようかと瞬時悩んだ末、
サルスベリはひと枝を残して来年まで様子を見ることに。
コムラサキシキブは混みすぎている枝を整理しましたが、秋の楽しみで木曽石よりこちらを優先しようと活かすことに。
ヤツデもこれ以上大きくなると煩そうですが、今のボリュームは悪くなかったので、葉っぱを減らす程度の作業に留めておきました。

こちらも守山さん建築設計の婚礼御用部は、雑草の手入れもよく、清潔な風景が出迎えてくれます。

天気に気を揉む季節ですが、各現場、予定通り進んでいます。

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