一昨年秋に造園しました、関本竜太さん設計の上尾の家
一部の木の植替えと簡単な手入れで久々に訪ねました。
クリーピングタイムは花が終わった後でしたが、モリモリとした緑が建築の足元をぼかして、やわらかくしています。
切り戻しの手入れも適宜施してもらっているおかげで揃った緑色がキレイでした。
建築に囲われた中庭も、どの木も環境に合ったようで予想以上の成長ぶりでした。
梅雨前のかるい手入れができて、いいタイミングの訪問になったかもしれません。
アオダモ、ジューンベリー、クロモジ、シャクナゲ、アセビ、ナンテンといったラインナップで、クロモジとアセビの元気の良さが目を惹きました。
ジューンベリーが今春花をつけてない様子で、これは日照不足か夏の乾燥が原因だったかもしれません。
葉色は元気そのもので、これから秋の紅葉まで楽しめると思います。
全てが思い通りにいかないのが、生き物を使う庭の難しさでも面白さでもあり、
いい所を見つけて楽しむのが、庭を悦ぶ秘訣だと、常々思うのです。
仕事でお訪ねするお客さんの庭で春を楽しむ季節です。
ここのユスラウメを見て、「つむじ」のもそろそろ咲いてるかな〜といつも想うんです。
雨後の朝でキレイな地ゴケが迎えてくれます。
イロハモミジの新緑出揃うのが、ここは早い。
ヒサカキの花にハッとするのは、はじめてかもしれません。
木に春と書いて椿
現場の近所の低木植込み、
変わった植物たちではありませんが、とても好感のもてる風景でした。
ミモザを楽しんでいるお宅の多い広尾の一角です。
今週は春の陽気
お休みの「つむじ」に足が向いて、4月になったらやろうと思っていた常緑低木の剪定を例年より早めに施すことに。
秋の終わりに剪定してあった落葉樹も、芽吹きの前に気になる枝を整理してきました。
▼マホニアコンヒューサ:before
▼フイリアオキ:before
▼マルバノキ:after
シロモジとトサミズキが黄花をつけ始めて、
春のあたたかい光が大地に草木に降り注いでいました。
本格的な春に向かって、庭のデザインと工事で忙しく動いていますが、
久々に一日一人で庭と向き合って、ちょっとリフレッシュできたかもしれません。
仕事で癒やされてしまうのが、なんといっても庭仕事好きのいいところです。