軽井沢で別荘の造園計画がはじまっています。
昨年に伊礼智さん学長の住宅デザイン学校で講師として同日に登壇したご縁から、建築家の高野保光さん(遊空間設計室)に声をかけていただきました。
植栽の風景としては、何もしないで自然の変遷に任せてもいいのでは、
と思わなくもないのですが、建築工事で傷んだ大地の修復をしつつ、暮らしの空間のための屋外の設えをご提案します。
急斜面を降りるアプローチが難しも面白くもありそうなランドスケープの大きな課題。
夏前の施工を目指して現場に通いながら進めていくことになりそうです。
工事の影響を受けてないエリアにはヒトリシズカもあちこちに。
軽井沢では3件目の造園になりますが、この辺りの仕事の際は地元上田を拠点にしています。
下の写真は上田駅へと向かう途中。
幼少の頃、小学校の通学路を外れて歩くと現れた、その時はもう少しツタが薄かったような記憶ですが、ほぼこんな光景でした。
半世紀以上前から。
愛を感じます。
上田城にある真田石
戦国の頃、大手の石垣に巨石を組み込んで、城主の権威を示すために大きさを競ったそう。
真田石は、真田氏の時代か、その後の仙石忠政の時代の城壁か不明ですが、近づいて見ると石の厚みが然程無く、見かけほどの重さでは無さそなのが知将真田らしい、かもしれません。
今年は故郷上田に行く機会が増えそうです。
大昔、バイト先の店に行き来した通りで、
ナンテンとカクレミノとササとで、なんとも爽やかな店先の風景に見惚れました。
さりげない手入れの良さが、上田らしいです。
先週末から昨日まで、上田〜桐生〜軽井沢と小旅行のような出張でした。
初日は地元信州上田、千曲川の味で英気を養います。
新鮮な川魚をその場でいただく“つけば小屋”は実家から徒歩10分ほど。
鮎釣が趣味だった亡父が毎朝のように通っていた千曲川ですが、
出不精の私はお酒を覚えてから数度目の来店、という感じ。
昼間は暑い上田盆地も夕方には涼風が吹き、このロケーションで飲むビールは格別です。
鮎の塩焼き、刺身、天ぷら、味噌汁といただきました。
シーズン限定のオープンですが、上田にお出かけの際は是非ご検討ください!