小林賢二のしごと

庭紀行

高松城(玉藻公園)
2021年02月11日


高松出張の折、
朝の余時間に、10年ぶりに高松城(玉藻公園)を歩きました。
瀬戸内海に面した水城(海城)。歴史的なウンチクはさておいて、空き時間の短い道程の期待はいつも、面白い景色に出会えるかどうか。


昨年11月に訪ねた栗林公園同様、老松の多い庭園。近くの屋島や自然の林はムシの被害で松が減っているようでしたが、やはり良く管理されているのでしょうか。
堅牢な石積みと常盤木の松、石積みが描く水平線と松が描く曲線、と書けばシンプルな構成組合せですが、一つ一つ違う自然石の色と形と職人の個性と松の個性と、見ていて飽きない光景があちこちに。


天守台石垣は近年に解体しての復元が行われたそう。
隙間に小石を詰める「打込接ぎ」。よく見る庵治石の切込接ぎの精度に比べて遊び心が感じられて朗らかな表情です。戦の頃は、そんな印象じゃなかったでしょうけど。
   

披雲閣という御殿はとにかく庭の石がでかい。
高さ2mの重さ11トンの銀閣寺型手水鉢、大人4人が寝れそうな踏分け石??
   
平均して1mφを超えてる大振りの似たような飛石が何百石と園内に。
美は感じませんが威厳は強く感じます。権威と考えずに歩けば、ふだん作っている庭とは違う高揚感はありました。
チリも高く、歩きづらいと思うのですけど、私が好む小さい石を混ぜた飛石も歩きづらいので、どちらも景色を重んじる点では同じかも。


城址を歩いて、こんな些細な石に目をやるのも何ですが、
↓こちらの方に美は感じてしまいます。

栗林公園で、紅一点
2020年11月22日


続、栗林公園。
芙蓉峰という名の築山から見る北湖。
梅林橋という名の景物が紅一点、緑に覆われた風景の中で効いてます。

その後に見た景色の中の和船の赤色に興味を抱きつつ、
池の錦鯉も、そのためか?そんな目的もあってか??
と思いながら、はじめて庭の鯉を好意的に眺めていました。

   
こちらは、北庭にある池。
趣向を凝らした南庭と違って、自然風に作られたやさしい池に鴨が暮らしているのですが、江戸時代は鴨猟をするための鴨場であったそうで、、鴨を撃つための場所であったようで、
良くも悪くも庭は人間の暮らしのためにある、人間のための環境づくりである事を、良くも悪くも再認識?


   
   
◼︎Instagramでも仕事の情報配信をはじめました。

https://www.instagram.com/kobayashi_atelier/

栗林公園
2020年11月21日


高松への出張の折、栗林公園を訪ねる事ができました。
「一歩一景」という謳い文句にも惹かれ、、かねてから見たかった特別名勝の回遊式大名庭園。
紫雲山という緑深い山を背景に、借景というより一体につながっている庭園。この膨よかな山に似合った六つの池と十三の築山で雄大に構成され、たしかに歩けば様々な景色が現れてくる一つの庭とは言いがたい、、多彩な庭でした。

一千本あるらしい手入れ松の中でも、鶴亀松と題された大きな盆栽のような黒松
   

ちょうど松の手入れをされてました。6人がかりで。
   

「小普陀(こふだ)」室町時代の石組みの丘。ここから栗林公園が始まったそう。
   





石組みや置石、要所に現れる石の景も、限定されていてしつこく無かったところが好感です。
   



手入れ松で有名ですが、自然味のある風景に惹かれしまうのは好みで仕方なく。
   


山のふもと西湖までくると野趣が増します。
この多様さが栗林公園の魅力なのでしょう。
以上、復習を兼ねてまとめてみました。
   

この小屋にだけ名前が無く、そこに一番惹かれて。
   
   
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