小林賢二のしごと

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捨てられない質
2026年01月03日


気に入ると続けるたちで、捨てられないたち
   
青鉛筆で描き始めて黒で仕上げたり色を足していくのは、古巣剣持デザイン研究所の当時のチーフ、今は3代目所長を務める長尾俊夫さんの所作を真似たもの。かれこれ40年近く続けている流儀です。
引き出しを整理しながらそんなことを思い出し古いスケッチブックを広げて、何か古くて新しいことをしたいと思いはじめています。

コンパクトさと広角ズームレンズが気に入って長年愛用しているNIKON1も廃番になって久しく、未来を見据えて別機種を入手しました。それで撮ったNIKON1たち。
故障(原因はいつも過失の損傷)で買い換え3代目ですが、2代目は使えないこともないようで、
カメラの整理をしたのは、初心にかえって草木観察の時間をたくさんつくろうと思ったから。

新しいカメラにも慣れようと過ごしている新年
   
今年もよろしくお願いします。

マンリョウ
2026年01月02日


不意に出会ったマンリョウに心を奪われことが何度かあります。
どこかポテッとした形姿で、若い頃はあまり好んで使わなかった木ですが、
ところを得て、冬日和にハッとさせられる赤の印象は生き生きとして鮮烈です。
   
年の瀬に自宅の小路に知らぬ間に育っていたマンリョウの実成りに気がついて、このために作ってあったような自作のポテっと小さな一輪挿しに。
「万両」とお金にまつわる名前から縁起物として売り出され(親しまれ、、)てきた植物ですが、お正月飾りに使うのははじめてかもしれません。
下に向いて実をつけるためか、ナンテンやセンリョウに比べて切花としての流通も少ないようです。

年明けて、思い出したように近所の緑地に行けば、林床のあちこちで確かに縁起良さそうにたわわに実っていました。

白実のマンリョウも↓

鳥にも好まれるようで、止まり木の下に実生で群生することも。

細根が少なく移植には弱いようです。
ポット苗を植栽した後に衰弱していくことも多く、
不意に現れた木を楽しむぐらいが自然でいいのかもしれません。

数年前に銀閣寺の庭で↓


目線を低くした小さな庭の焦点に入れたことがありました。

庭の材料探し納め
2025年12月28日


庭の材料探しで始まって、材料探しで納める一年になりました。
石や草木を歩きまわって選びだすのは、一番好きな作業です。
   
昔、一心不乱で畑と道を行ったりきたりしていたか、黒いキャップの怪しい男がいると通報されて警官に囲われたことがありました。
   
プランとコンベックスを持って植木を選んでいたのは明らかなのに、、

来春造園の高崎現場のために選んだ小さなアセビ

低木も一本一本、
拳ぐらいの石も一石一石選びだすのが仕事の流儀です。
そんな作業をさせていただける材料屋さんに支えられて成り立っている仕事でもあります。

来月中旬工事の相羽建設設計施工、日野の家の植栽材料たちの出荷準備も進んでいます。

こちらは提案中の国立の家で目星をつけているアセビ
早めにいい材料を揃えるのが、いい庭づくりに向けた最善策です。

さて、
一年が長く感じるようになっています。
   
おそらく、様々な現場で趣の違う様々な体験をさせてもらっているから。
一月に造園した現場のことが、もっと昔の出来事のように思い返している年の瀬です。
   
今年もおかげさまで好きな仕事がたくさんできました。
   
このページを開いてくださった皆様に、心からの感謝を申し上げます。
   
今年もありがとうございました!
   
小林賢二

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