小林賢二のしごと

News

石川モデル
2024年06月27日


久留米の家に続いての伊礼智さんとのミッションは、金沢のアーツデザインさんの新しいモデルハウス。
昨日、地元の造園屋さんとアーツデザインさんと木々の踏査をはじめて、秋の造園に向けて本格的に庭づくりスタートしました。
   
初っ端に決めたのが、プランに描いてもいない一本立ちのシラキでした。
アドリブ力と即断力は、近頃向上しているのを感じます。。
土地土地に出向いてのミッション、得意になってきたかもしれません。
   
今回は、草木は地元で手配で、自然石は私のいつものルートで手配させていただくという段取りに。
のどかな田園風景の中にポツンと浮かぶ一軒家。
ここならではの風景を、地元の皆さんとともに秋までに描きたいと思います。

石川県での仕事は30年ぶり2度目、
ランドスケープデザイナーを志して門を叩いた師匠の元での最初に関わった仕事が、小松市のゴルフクラブハウス周りのランドスケープデザインでした。
懐かしく掲載誌を本棚から見つけて開いてみれば、ペーペーだった私の名前も載せてくれた師匠の優しさが思い出されます。

丸徳家具店、8年ぶり。
2024年06月24日


先週の久留米出張の折、雨天の半日を使って、大川の丸徳家具店を訪ねることができました。
造園後のイベントに参加してから、8年ぶりだったようです。
   
八方美人のシマサルスベリを焦点に、この周りを回遊するように建築と庭が計画されています。

特筆すべきは芝。
その手入れが素晴らしく、店主的には、もっと早く小林さん来るって聞いてればちゃんとしといたのに、、
と、この美しさで不満足っぽいおそろしい庭主なんです。

なにやら、自分で考えたとも思えないおおらかな芝生の庭ですが、、
コンクリート洗い出しから、大谷石の道を経て、ウッドデッキにたどり着くアプローチに、確かに私のデザインの痕跡はありました。



建築設計の小泉誠さんに導かれて、引き合わせていただいて、計画当時の大川と国立での出来事を懐かしく思い出し、ほんの1時間ほどの滞在でしたが楽しい時間でした。
親戚に久々に会いにきたような。
九州が近くなってきたかも。

久留米の家
2024年06月23日


昨日まで久留米の家、3泊4日の造園二期工事、
雨の心配をしながら出向きましたが、快晴の日にも恵まれて概ね整いました。

地元の職人さんたちにご協力をいただいた一期工事に引き続いて、
久留米でスカウトした?ガーデナーの皆さんとホームラボのスタッフの皆さんと一緒に、下草配植を中心にした作業が瞬く間に進んでいきます。

図書室でもある離れと母屋をつなぐ中庭には、
周囲の喧騒を忘れさせる時間と空間が生まれています。




材料も人手も全て地元頼みで単身乗り込んだ現場でしたが、
小林っぽい、とめずらしい自己評価がよぎりながら写真を撮っていました。
    
母屋のリビングから見る中庭

図書室で休憩中の地元ガーデナーの皆さん
下草植栽計画と今後の管理でも多大なお力をお借りします!

北の和室の庭

ここはホームラボさんのモデルハウス
たくさんの来客を迎える砕石敷の駐車場から、どうアプローチするかも一つの課題でしたが、
玄関ポーチ前の、微妙に産地が違いそうな3種の白御影石古材を並べたささやかな石敷きが、楽しかった庭づくりを物語っているようです。



   
建築設計・伊礼智設計室
建築施工・ホームラボ

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