小林賢二のしごと

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素材の木と隣の木々と紫陽花
2024年06月06日


昨日まで相羽建設設計施工・調布の家の造園工事でした。
   
庭には自然素材(木)が似合う、というのは近年すごく感じていることです。
木と木なので、相性がいいのは当たり前ですが、素材としての木が近くにあると植栽した木々も居心地良さそうで、現場にいるこちらもとても居心地よくくつろぎます。自然素材(木)で家を建てる相羽建設との協働の物件を数多く積み重ねて感じてきたことかもしれません。
   
現場は深大寺、神代植物公園のほど近く、緑に恵まれた環境でどのお宅も大小様々に庭を楽しんでいらっしゃる様子でした。
初々しく生まれるこの家は、周囲をやさしいウッドフェンスで仕切りながら、隣近所の既存の緑を借景して成り立っています。
写真に写る半分以上の緑は隣家の木々。


南の庭に植栽した木々が隣家の木々と重なって、北側の通りから優しい光景が垣間見れます。
   
ご近所の中でも圧巻は北のお迎えの庭。
数本のモミジを中心にした大庭園で、惜しみなく道ゆく人にもこちらにも見事な緑の景色を提供してくれています。
その緑をたっぷりと享受して、こちら側は細やかな緑から街並みに参加させていただきました。



住まい手さんお好みの紫陽花を数種入れました。
今年は紫陽花が咲くのが早いようです。
ソワソワと庭の主を待っています。

ウッドデッキでくつろいで、ぼんやり木を眺めたり、庭で遊ぶ子供たちを見まもったり、
南は、そんなご要望に応えたプライベートガーデン。

雨の高崎
2024年06月03日


昨日は高崎、小林建設の展示場「hinosumikaギャラリー」
造園から7年目、雨でしっとりと濡れた深い緑が相応の年季を感じさせます。



小林建設さんが掲げる「陽の栖」というコンセプトを体現するような陽だまりの芝生広場を中心にした庭です。
周りの草木は経年して変遷もしていますが、この芝生の手入れが素晴らしいおかげで、清々しく庭の良い印象は保たれ、かつ成長しています。


造園後、毎年開催している庭づくりのセミナーも昨日が7回目でした。
庭をつくることだけでない役割をいただけてうれしいです。
あいにくの雨でしたが、午前と午後の2部にたくさんの方にお越しいただきました。
ありがとうございました。

横浜市*Aさんの家
2024年05月31日


昨日まで横浜市鴨居の家
   
さほど緑地スペースのない都市部の住宅の仕事を見返すと、
素敵な建築物の前に素敵な植物を植えてるだけだな、とか思うこともしばしばですが、
それでいいんです。

植栽が加わり新しい光が次々に生まれて、家も街並みも生き生きと心地良さそうでした。

ほぼほぼ街並みに向けられた道沿いの草木は、
リクエストのレモンから、スズランノキ、ヤマボウシ、マルバノキに低木のドウダンツツジ、ブルーベリー、アナベルを加えて

玄関を出ると2本のアオダモとヒメシャラを中心にした送り迎えの風景

自転車の出入り路と置場は古枕木で


デザインライフ設計室・青木律典さんとの初めての協働でした。
街並みに向けての庭のありようが、とても好感です。

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