春分
2019年03月21日


寒さが和らいだというより、やけに温かい春分の日。
早朝に出かけた自宅近くの緑地では、キブシが淡い黄色の穂状の花をいくつも吊り下げて、ニワトコが更に淡い黄白色の花を泡のように咲かせていました。
湿地を保全している緑地で、湿地の減少とともに希少になってきたハンノキやヤナギの芽吹きがはじまっているところ。
ソメイヨシノが咲く狂乱の春の目前の、清々しい早春の空気です。


   
好日の庭では、満開のユキヤナギやヒュウガミズキに続くようにクロモジの花芽と葉芽がスタンバイ。
ソメイヨシノが咲く目前が、大好きな春。

春めく
2019年03月15日


3月に入り、新しい造園現場と住まい手さんとの出会いが増えています。
久々にのんびりと過ごしたアトリエの庭では、
早咲の枝垂れ梅に続いて、遅咲きの梅が咲き、
紅白の椿が咲き、
沈丁花が咲き、
雪柳や日向水木も一気に咲きはじめて、
ソワソワしてきました。
いつもの3月の心持ち。

台北プロジェクト-「杏林の心」
2019年03月11日



台北で進んでいた「国立台湾大学医学院付属がんセンター病院」のアートプロジェクト。
先週の訪台で設置工事を行ってきました。
   
伸びやかに広がる芝生斜面に、花びらや葉っぱや実を連想させるアートピースが戯れています。
寄り添ったり、語り合ったり、
そして、大地にかろやかに浮かぶように配されたピースは、今にも動き出しそうな静かな躍動感を内に秘めています。
   
モチーフは「杏林」
昔、中国の廬山にいた董奉という名医が、治療の報酬として金銭を受け取らずに、変りに杏の苗を植えさせたところ、それが数年後に10万余株の杏林になり、そのたくさんの杏の実を穀物と交換して、貧しい人たちにふるまったという故事。
   
この杏の実と葉がここから生まれて広がっていくようなイメージで描き、その両側(斜面の上と下)には杏の5枚の花びらと花芯を想わす愛らしい造形が、緊張した心と身体を解きほぐすような、やさしい風景をつくりだしています。
   




雨に濡れると色が変わるのが自然石の面白さ
   

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