
庭の材料探しで始まって、材料探しで納める一年になりました。
石や草木を歩きまわって選びだすのは、一番好きな作業です。
昔、一心不乱で畑と道を行ったりきたりしていたか、黒いキャップの怪しい男がいると通報されて警官に囲われたことがありました。
プランとコンベックスを持って植木を選んでいたのは明らかなのに、、

来春造園の高崎現場のために選んだ小さなアセビ

低木も一本一本、
拳ぐらいの石も一石一石選びだすのが仕事の流儀です。
そんな作業をさせていただける材料屋さんに支えられて成り立っている仕事でもあります。

来月中旬工事の相羽建設設計施工、日野の家の植栽材料たちの出荷準備も進んでいます。

こちらは提案中の国立の家で目星をつけているアセビ
早めにいい材料を揃えるのが、いい庭づくりに向けた最善策です。

さて、
一年が長く感じるようになっています。
おそらく、様々な現場で趣の違う様々な体験をさせてもらっているから。
一月に造園した現場のことが、もっと昔の出来事のように思い返している年の瀬です。
今年もおかげさまで好きな仕事がたくさんできました。
このページを開いてくださった皆様に、心からの感謝を申し上げます。
今年もありがとうございました!
小林賢二

植木の移植は避けたい猛暑の季節、
毎年8月は植栽工事は避けて、材料とデザインの仕込みで過ごすのが通例になっています。
先週は石の熱気に吹かれ続けた石週間になりました。
2年前の8月以来に訪れた高松の庵治、
2泊3日の旅程で、10月に造園予定の住宅で使う庵治石をごっそり選んできました。

丁場の端っこにまとめてきた小さな石たちも大切な庭づくりの材料です。

薄く水を湛えるこの石が今回のヒット、
予期せぬ期待以上の素材に出会えれば足を運んだ甲斐があります。

東京に戻っても、いつものルートで石を一つ一つ選ぶ作業はいつも通り、
新たな入荷の連絡をいただいて、すぐに見せてもらえるのがいつもの付き合いの有り難さです。


今秋造園の現場の石材が概ね揃ってきました。
年内9現場の植木の手配も着々と進んで、年明けの現場の準備にも移行しています。
気持ちは夏明け、
秋よ来い!


中国産の石でつくっていた水鉢です。
現地で錆皮付きの形のいい球石を探して、半分に切って穴を穿って本磨きで仕上げた小林賢二アトリエ製。
中国石材価格がとても安かった頃の産物ではあります。



本人的には懐かしい庭の写真も。
だんだん加工してない自然そのままの姿の方が好きになっていく、という傾向はあるかもしれません。

▲撮影:大久保ミケ