昨日まで高松の庵治でした。
秋の造園工事に向けて、材料踏査を本格的にスタート。
景石に使う庵治石を大小15石ほど、探しまわってバッチリ揃いました。
いい石が見つかると、いつも元気になって帰ってきます。
足りていなかったどこかが、充足されていく感じでしょうか。
石切場のあちこちで見られる、
作意のない自然な(偶発的な)風景の美しさに羨望します。
この水鉢は今日のプレゼンに登場させました。
いい材料との出会いが、いい造園の肝です。
アトリエでの業務をゆるりとスタートさせていましたが、今日が今年はじめての国立市からの外出になりました。
行き先は、昨年の仕事納めと同じ場所。
今月造園予定の現場の材料をとりまとめて、春のいくつかの現場の木々を選んできました。
プランが決まったら、とにかく早く良い材料を探して見つかったらおさえる。
それがより良い庭の仕上がりに向けての最善策です。
3月工事の一つは、2階の窓に悠々と届く山取りのヤマボウシを主体にした庭。
今日選んだこの木のイメージから、まわりの木々の選択肢も決まっていきます。
今年も一年、いつもと変わらぬこんなペースで仕事が出来れば、それは何より。
一番好きな仕事は、石と草木の材料探し。
それぞれの庭にとって、いい、相応しい材料さえ揃えておけば、現場で多少の相違があってもアレンジしてバッチリ仕上げる自信があります。
今日は、今年も一番通ったいつもお世話になっています場所に出向いて来年の現場の材料を選りすぐってきました。
今から現場作業が待ち遠しくなるような味わいのある数石、だったり。
大好きな材料探しで今年の仕事納め。
今年もお世話になりました。
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対外的な仕事は今日で終わりますが、
年末年始はアトリエでのんびりデスクワークをしています。
12月中、落ち着く間がなく滞りがちだったご連絡をさせていただくかもしれません。
皆さま、今年も大変お世話になりありがとうございました。
来年はもう一皮むけそうな良い予感をもって年末を迎えることができました。
どうぞよいお年を!