小林賢二のしごと

庭の材料探し

仕込みの秋
2024年11月02日


来春の造園工事に向けてデザインの提案と同時に、いつもお世話になっています仕入れ先にあしげく通って材料の手配を快活に進めています。
良い材料を早めに手配することが、より良い庭づくりの最善策だと思っています。
そして、私の一番好きな大切な仕事でもあります。
   
こちらは、デザインはまだ収斂する前に石の手配だけ急ぎたい旨お願いして、現場打合せ翌日に早速選定を済ませた小さな石舞台のための役者たち↓





バッチリ、いけそうです。
   
数件の庭のための敷石もそれぞれのスペース、イメージに合わせて、似たようでそれぞれ異なる石の構成を考えて一石一石選んでいきます。



そしてこちらは、3月竣工の物件の主役に選ばれたイロハモミジ、
この木に出会えて庭のイメージが大きく広がりました。

これからバイブレーヤーたちを選りすぐって、脱線などもさせながら、それぞれの庭づくりは進みます。

こいずみ道具店
2024年03月08日


国立市の名所のひとつ、こいずみ道具店を覆うフィカスプミラを植えたのは小林です。
というのが、国立在住在勤30年を過ぎた私の密かな自慢です。
   
植えたのは小さなポット苗でしたが、小泉さんとスタッフの皆さんの手入れが素晴らしく、造園本の一面を飾ってほしいような景色になってから久しく。
*上の写真は数年前の夏の様子

この度は、お店に上がる踏石据付のご依頼を頂いて、相応しい石が見つかるまで一年近く待って頂いて、
この早春に晴れて、大学通りと桜通りが交わる国立の本流に一石を投じる運びとなりました。
   
ここ10年ぐらいの様々な良い出会いに導かれた石でもあります。

いつもお世話になっています。

久留米の家
2024年02月18日


久留米で、建築設計の伊礼智さんと施工のホームラボさんと協働での庭づくりが始まります。
ラフプランを持って現場確認と打合せに出向いて、その足で現地の材料踏査にご案内いただいて、地元の材料を活かしたデザインにアレンジ。
鉄は熱いうちに打てで、材料の記憶冷めやらぬうちに一気に修正プランをまとめました。
   
地元で手に入る材料を大切に使わせていただきます。

ウッドデッキから見る庭に、先ずは後ろ姿がイケている2本のイロハモミジ。
期待が膨らみます、

耳納連山から採石される耳納石(みのういし)は初耳で初見。


ここならではの庭をつくりたいと思います。

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