小林賢二のしごと

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軽井沢の家・24.06.17
2024年06月18日


建築家の高野保光さんと協働する軽井沢の別荘が、来月に造園工事スタートします。
5.5mの落差を降りるアプローチガーデンという、なかなかめぐり合わない場面で、
昨日はいつもの職人さんと東京から出向いて、地元の職人さんにも集結していただいて、現場の状況確認と作戦会議。
   
そして本題は、ほど近くで以前に造園したこちらは田中敏溥さんと協働した軽井沢の家を訪ねました。
地元上田方面ということもあり、毎年の様子を拝見できていますが、軽井沢も近年は暑さ乾燥による影響もあるようで、ダメージのある木がある一方、モリモリ元気すぎるエリアもあったり、変遷を感じる5年目の観察になりました。

最早、自分で造園したとは思えない自然は風景になっていましたが、よくよく見歩くと当時足元の草花まで吟味して計画して植栽した時間がよみがえります。



広い敷地内の手付かずだった林内から、実生で生まれていた幼木を移植したモミジたちも順調に生育していました。
これらが大人に成長する頃、本当に作者の手を離れた自然な風景に変遷していくことでしょう。


さて別荘の現場では、一月前のヒトリシズカから、今はフタリシズカが目立つ林床に移り変わっていました。
造園する前ですが、こちらも先々の変遷がとても楽しみです。

車をもたない旗竿敷地
2024年06月16日


アトリエから自転車圏内の国分寺の家
   
造園からまもなく一月、
お施主さんの引っ越しが終わったタイミングで本日、庭の草木の説明にうかがってきました。
   
写真に映る砕石敷の右手半分は隣地という旗竿敷地、
けっして広い屋外のスペースではありませんが、車をもたない暮らしだから生まれた庭の景色の移り変わりが心地いい家です。

先ずは、3件の共有スペースから続く砕石敷の中に敷き並べた御影石の古材が、朴訥とした味わいを醸し出しています。
そして、門柱から折れた敷地内には相木石の石畳と飛石で少し色気のある景色に。
木曽石の二つの景石と伊勢御影の水鉢がアクセントになって、変わっていく風景、見て触れて歩いて楽しいここならではの庭が生まれました。

引っ越して早々、お子さんが庭で遊んでる様子とご家族の笑顔に癒されます。
   
いい庭だなあ、と、今日も思いました。。

朝のアナベル
2024年06月11日


早朝のアトリエの庭
シンボルツリーがアナベルになる季節


草木の緑色が揃ってきた初夏の庭で、白い光が朝から夕まで輝きます
アナベルは、フォトジェニック

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