小林賢二のしごと

庭の手入れ

広尾
2016年08月09日

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渋谷区広尾。もともと「樋籠」(ひろう)と記され、「広尾原」(ひろおのはら)とも呼ばれた広大な原野であったとか。
江戸から気軽に行くことができる行楽地として親しまれていたそうですが、江戸時代に続々と武家屋敷が造られるようになり、近年、武家屋敷跡地に各国大使館が建てられるようになり、高台の広尾っぽい街並に変遷してきました。
昨日は広尾、築75年のお屋敷の改修工事現場。
クロマツ、モッコク、モチ、シイ、マキ、ツバキ、、、常緑中心の照葉の中にモミジやウメが混じる昔ながらの屋敷の庭の管理をお手伝いさせて頂くと共に、建築改修に伴って一部解体して現れた地面に、新たな庭を作っていきます。
これまでの歴史を大切に保存しながら、次の50年に向けて意義ある物を作りたい。というお施主さんと共に、非常に興味深いプロジェクトがはじまりました。
最近、木に呼ばれている気がする。と親しい人には嘯いているのですが、、、
一昨日の川越と昨日の広尾の現場を体感し、呼ばれている、と、実感しています。
   
▼昨日の現場からの夕景
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▼『江戸名所図会 3巻』より「広尾原」
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菅平で一息
2016年04月14日

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上田の北部、菅平。いまは上田市に含まれますが、標高1200mを越えていく菅平高原は別世界、異国情緒たっぷりです。
ここで高原向きのハーブ栽培をはじめようとしている友人がいます。東京人ですが菅平・真田に縁があり、上田出身の私とも縁があり、昨日は菅平で会って、その土地におジャマし開墾?のお手伝いをしてきました。
湧き水の流れる林の中、倒木のそのままの姿や、ほんのすこしの人の手と、ほどよく整理された清々しい光景に身を委ね、新緑の季節の美しさを想像しながら浮世を忘れる時間を過しました。最近は地元上田方面での仕事も増えてきて、菅平にも度々足を運んで様子を拝見していく予定です。
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