
10年ぶりに愛車(自転車)買い換えでチューンナップを頼んだ帰り、普段は通らない近所の路傍を歩くとオオイヌノフグリが満開でした。

☟だいぶ前の今頃に書いた一文とお気に入りの一枚、
今日が暖かすぎること以外は変わらない国立の2月です。
● 2004.02.19 オオイヌノフグリ
一昨年まで住んでいた自宅への行き帰り、隣家の竹林と畑の脇、50mほどの畦道が私のお気に入りだった。春先、畦に映えるオオイヌノフグリとヒメオドリコソウが美しい。気の早い年は12月頃にもオオイヌノフグリの花は見られる。年が明けた頃に用もなくいつもの畦道を歩くと、太陽をいっぱい浴びてふんわかほんわかと青い花がたくさん咲いていた。
いつもの路傍の小さな青い花に春の訪れを知る。
この習癖が身についてから、私の東京の冬は短い。
気がつけば、球根類の直立した葉が地面を突き破り、いつもの家先でロウバイが香りをふりまき、あちこちでウメが咲き始め、いつもの大学のモモが咲き、いつもの駅のカンザクラが咲く。手ぬぐいをポケットに仕舞い、毛糸の帽子を耳までかぶり、コートの襟を立てて日なたをさがして歩く春が過ぎる。
直射量の少ない好日の庭では、いつもの家先のロウバイの香りも冷め始めた本日、オオイヌノフグリの開花確認。本格的な春が来る。


ウメが本格的に開く直前、ロウバイの花と香りを気にして歩く季節です。
自分の小さな庭では育てたことがなく植栽計画に加えることも少ないのは、花の景色以外の評価が低いから。
これまで過ごした町での経験的に、花と香りは他所にある木で楽しめるから。

今は谷保天満宮裏手の出入り口が最寄りのロウバイポイント。
強めの剪定が施されたようで、昨年に比べて控えめに黄色い花をチラホラ見せていました。

ロウバイは花の中央部の花心が赤紫になりますが、ここで紹介しているのは全て内側の花弁まですべて黄色のソシンロウバイ(素心蝋梅)という品種。
木全体が明るい黄色に染まる景色の良さは、ソシンロウバイの方が優れているかもしれません。
広い庭をもったら奥の方の陽だまりに一本、伸び伸び育ててみたいと想っている花木です。


1万を超える品種があるらしいスイセン
派手目なのと重たそうな花は苦手で、
泉に映る自分の姿に恋をしたナルキッソスのように、花首をかすかにかしげて可憐な香りの良い花を咲かせる軽やかなのにだけ目がいきます。
小ぶりの原種系スイセンと開きはじめたニホンスイセンは先週見かけたもの。
早いものは12月から咲きはじめるようです。

かわいい原種系のスイセン
原種だけでも50種類ぐらいあるとか。

群れて咲き香りも良いニホンスイセン
日本の原産というわけではなく、地中海沿岸の産、
古く中国を経て日本に入って、海岸に自生をはじめたそうです。
あとの2枚は、昔のアトリエで3〜4月に咲いていた園芸品種。
好みのを見つけて庭に植えた記憶です。

水仙や寒き都のここかしこ(蕪村)
真冬の花か、早春の花か、
開花期の違う幾種類かのスイセンを植えておくと、冬と春が交錯しながら酷寒の季節があっという間に過ぎていく。
かもしれません。
