
1万を超える品種があるらしいスイセン
派手目なのと重たそうな花は苦手で、
泉に映る自分の姿に恋をしたナルキッソスのように、花首をかすかにかしげて可憐な香りの良い花を咲かせる軽やかなのにだけ目がいきます。
小ぶりの原種系スイセンと開きはじめたニホンスイセンは先週見かけたもの。
早いものは12月から咲きはじめるようです。

かわいい原種系のスイセン
原種だけでも50種類ぐらいあるとか。

群れて咲き香りも良いニホンスイセン
日本の原産というわけではなく、地中海沿岸の産、
古く中国を経て日本に入って、海岸に自生をはじめたそうです。
あとの2枚は、昔のアトリエで3〜4月に咲いていた園芸品種。
好みのを見つけて庭に植えた記憶です。

水仙や寒き都のここかしこ(蕪村)
真冬の花か、早春の花か、
開花期の違う幾種類かのスイセンを植えておくと、冬と春が交錯しながら酷寒の季節があっという間に過ぎていく。
かもしれません。


不意に出会ったマンリョウに心を奪われことが何度かあります。
どこかポテッとした形姿で、若い頃はあまり好んで使わなかった木ですが、
ところを得て、冬日和にハッとさせられる赤の印象は生き生きとして鮮烈です。
年の瀬に自宅の小路に知らぬ間に育っていたマンリョウの実成りに気がついて、このために作ってあったような自作のポテっと小さな一輪挿しに。
「万両」とお金にまつわる名前から縁起物として売り出され(親しまれ、、)てきた植物ですが、お正月飾りに使うのははじめてかもしれません。
下に向いて実をつけるためか、ナンテンやセンリョウに比べて切花としての流通も少ないようです。

年明けて、思い出したように近所の緑地に行けば、林床のあちこちで確かに縁起良さそうにたわわに実っていました。

白実のマンリョウも↓

鳥にも好まれるようで、止まり木の下に実生で群生することも。

細根が少なく移植には弱いようです。
ポット苗を植栽した後に衰弱していくことも多く、
不意に現れた木を楽しむぐらいが自然でいいのかもしれません。

数年前に銀閣寺の庭で↓


目線を低くした小さな庭の焦点に入れたことがありました。
